口内炎は、口の中がしみたり痛くなったりと、とても煩わしい存在です。
突然できて、気が付けばいつの間にか治っていることが多いため軽視しがちですが、なかには「口内炎だと思って放置していたら、ガンだった」という危険なサインもあります。
口内炎は口の中にできた炎症の総称のことで、歯肉・舌・頬の内側・唇の内側などの粘膜が白っぽくなり、
痛みも伴います。
原因は、最近の感染、栄養の偏りやストレスなどによる免疫力の低下などがあります。
予防としては、規則正しい生活とバランスの良い食事、そしてお口の中を清潔にすることです。
・ 注意が必要なケースは
① 2週間経っても治らない
通常の口内炎は1週間~10日程度で落ち着きますが、2週間以上治らない場合はほかの病気の疑いがあります。
② 同じ部分によく口内炎ができる
噛み合わせやかぶせ物などによって同じ部分の粘膜が傷付けられると、細胞の修復と生成が何度も繰り返されてガン化しやすくなります。
③ 舌の横側が帯状やまだらに白っぽくなる。
白板症は舌に出ることが多く、粘膜が白っぽく変化します。将来的にガン化する確率が10%と言われています。
④ レース状の白斑ができる
頬の粘膜、舌、口唇に赤みを伴ったレース状の白斑ができる場合は扁平苔癬(へんぺいたいせん)の疑いがあります。
このような症状が見られるようでしたら早めの受診をおすすめします。