2020年 4月 の投稿一覧

5月のご案内

5月7日(木)

  診療いたします

5月13日(水)

  山武市介護認定審査会のため午後の診療は3時からとなります

 

むし歯の恐怖

「むし歯で死ぬなんてことはない」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、むし歯になると痛い思いをし大切な歯を失うだけではなく、実は命にも関わる重大事になることもあるのです。

そこで今回は、むし歯によって引き起こされる様々な悪影響を順に見ていきましょう。

◎むし歯になると…

▼むし歯で歯が溶かされると、冷たいものや熱いもので歯がしみるようになります。

▼進行して歯の神経まで到達すると、痛みがひどくなります。

 この段階まで来ると、ほとんどの方が歯科医院を受診されると思います。

▼放置すると、むし歯菌は歯の神経の管を通り、その先に病巣を広げていきます。

 あごの骨の中まで到達し炎症を起こせば腫れたり熱が出ることも。

 さらに広がるとあごの骨が腐り始める場合もあります(骨髄炎)。

▼あごの骨の内部には血液が豊富に流れているため、そこから全身に汚染された血液が運ばれます。(菌血症)。心臓内部で広がれば「感染性心内膜炎」を、脳に到達すれば「脳膿瘍」を引き起こすことも。

▼やがて、血液中にばい菌が繁殖して血液が腐った状態に(敗血症)。

ここまで来ると手の施しようがありません。

いかがでしたか?命までも脅かすむし歯は決してあなどれるものではありません。

日頃のメンテナンスと歯科医院の定期的なチェックで、むし歯をつくらず悪化させないよう予防していきましょう。

不安な気持ちをなくしたい

コロナウィルスの影響で気持ちが不安定になりがちですね。

今月は心のバランスを整える方法をご案内させていただきます。

・生活のリズムを整える

ポイントとなる時間は3つ!

「起きる時間」「寝る時間」「朝昼夕の食事の時間」です。

これらの時間を、毎日なるべく同じ時間になるように心がけましょう。

ただし、無理はせず、自分に合ったリズムを刻みましょう。

・栄養バランスのよい食事をとる

ビタミンやミネラルが豊富な野菜や果実が不足しないよう心がけましょう。

中でも、旬のものは栄養も豊かで、食べる楽しみも大きく膨らみます。

また、疲労回復や緊張緩和によい食材を選ぶとよいでしょう。

たとえば、心身の疲労回復にはヤマイモ、緊張緩和にはシュンギクが効果的と言われています。

・休養をとる

休日には何もしない、のんびりした時間も必要です。

プライベートも忙しくし過ぎないように気をつけましょう。

音楽を聴いたり、散歩をしたり、自分なりのリラックス法で休日を過ごしましょう。

・体温調節をしっかりと

気候が不安定な春には、「薄物の重ね着」を心がけ、暑さ・寒さを感じたら、すぐに脱ぎ着できるように備えておきましょう。

暑さや寒さもストレスになります。

心も体も整えてウィルスに負けず元気に過ごしてくださいね!

「オーラルフレイル」とは

最近良く耳にする「フレイル」という言葉。

これは、加齢によって筋力や認知機能、社会とのつながりなどが低下した状態をいいます。

「オーラルフレイル」というのは、お口の虚弱のこと。つまり、噛んだり、飲み込んだり、話したりするためのお口の機能が衰えた状態を言います。
さてこの「オーラルフレイル」の状態に陥ると、どんな危険があるのでしょう?

まず、食べるものがやわらかいものばかりになり、噛むために必要な筋力がさらに低下し、栄養バランスも崩れてきます。

また、滑舌が悪くなるため、外出や人と会うことが億劫になってしまう方もいらっしゃると思います。

すると、脳や心への刺激が減り、認知症や意欲の低下にもつながります。

オーラルフレイルはまさに負のスパイラルといっても過言ではありませんね。

お口も含め全身をフレイル状態にしないことが、将来の介護リスクを減らします。

鼻呼吸は天然のマスクです

 人は1日に約1万リットル(500㎖入りのペットボトル2万本)分の空気を吸い、同じ量を吐き出します。

この動作を鼻でするか、口でするか。同じようですが、その意味は全く違います。

鼻呼吸には、ウイルスを防ぐさまざまな関門が伴うからです。

第1の関門は鼻毛。

まずここで、ウイルスを含むやや大きめのほこりなどがブロックされます。

第2は、鼻の中の粘膜から出る粘液です。

ウイルスがこのネバネバにからめ捕られると、鼻から喉の奥にかけて生えた無数の線毛がベルトコンベアーのように動き、痰(たん)などで体外に排出されたり、胃に運ばれて胃酸で無害化されたりします。

第3は、どんなに乾いた冷たい空気を吸い込んでも、鼻の中に縦横無尽に張り巡らされた毛細血管によって、喉の奥では体温近くまで温度が上昇し、湿度も80~85%に。

このため、乾燥に強く湿気に弱いウイルスの生存率が低下します。

副鼻腔(びくう)で作り出され、殺菌作用などがある一酸化窒素の働きも、鼻呼吸すればこその効果です。

口呼吸では、そうした鼻が持つ防御機能は発揮されません。

ウイルスの数も減らず、乾燥した冷たい空気が直接のどの奥へ取り込まれると、線毛の動きも弱まって排出機能は下がり、ウイルスの侵入は容易になります。

新型ウイルスの特徴はまだ分からないことが多いです。

日本感染症学会は現時点で、仮に感染したとしてもその多くは軽症~中等症の上気道(鼻から喉頭まで)の感染症で終わるとみて「このような症例に対してはインフルエンザ、風邪に準じた対応になる」との見解を示しています。

免疫力アップには、まず空気や食の取り入れ口を良好な状態に保つことが、健康づくりの大前提です。鼻呼吸こそ天然のマスク。

口を病の入り口にしないよう、誰でもいつでもできる予防法で免疫力を保ちましょう。

「西日本新聞より抜粋」

4月のご案内

・8日(水)

山武郡市介護認定審査会のため午後の診療は3時からになります

いつまでも健康でいたい!

陽ざしも暖かくなり、すっかり春らしくなってきましたが、皆さまはお元気でお過ごしですか?

 3月4月は、皆様がワクワク、ドキドキする時期なのに新型コロナウイルスの流行で世の中は混沌としています。

当初は、早期の解決を期待しておりましたが思いもよらぬ方向に進んでしまっていますね。

これからのことを考えますと不安要素しか浮かびません。

しかし、人類は様々な危機を幾度となく乗り越えてきました。

皆様が一様に協力しあってこの難局を打破できることを祈りたいです。

当院でも皆様の健康を守るための最善の努力をこれからもスタッフ一同行ってまいりますので共に頑張っていきましょう。

『身体の健康は、お口から』