スタッフ日記

子どもの口呼吸が与える影響

春は毎年こども園や小学校の歯科検診があります。

以前よりむし歯の数はだいぶ減ってきたものの、歯並びやあごの成長、歯の萌出が気になる子が増えてきました。

原因のひとつとして口呼吸が影響しているように思います。
口を閉じて鼻で呼吸するのが正常時の自然な呼吸法です。

お子さんは成長期に鼻で呼吸をすることで、鼻の空洞に空気抵抗と圧力がかかり、鼻の周りや頬の骨が前へ成長していきます。

ところがずっと口呼吸していると、重力により骨が前ではなく下方向に成長してしまいます。

顎の成長が弱いと、永久歯に対して歯列が狭いため、歯生える場所が足りなくなってしまい、結果歯並びが悪くなってしまうのです。
成長してしまった骨は元には戻らないので、少しでも早く下への成長を止めてあげないとなりません。

口呼吸をしていると、顎の成長に影響を与えるだけでなく、他にも様々な病気の原因になりやすいと言われています。
・注意欠乏、多動性障害・慢性的なイライラ状態・成長障害(低身長、低体重)・いびきや歯ぎしり・アデノイド顔貌(面長な顔)・夜尿症(おねしょ)・むし歯、歯周病、歯肉炎・口臭・血管病(高血圧。脳梗塞など)当てはまる症状はありませんか?

それぞれの関係性として考えられる要素は個人差がありますので、まずは症状との関連性があるか確認してみる必要があります。
口呼吸になる原因のひとつは、舌や周辺の筋力の弱さです。

口呼吸が日常化してしまうと、顎の成長は促進されず悪循環になってしまい、病気にアプローチしても治りにくくなったりします。

気になる症状がありましたら、もしかすると口がポカーンと開いてることが原因かもしれません。

お子さんの口元をチェックしてみください。

口の中の違いで新型コロナが重症化する人としない人

「口のなかの状態の悪さ」と「感染症の重症化リスク」の関係性は多くの研究で明らかにされています。

口のなかが汚れむし歯菌や歯周病菌が多いと感染症にかかりやすくなり、重症化しやすくなることが明らかになってきています。

インフルエンザウイルスは、おもに上気道(のどや鼻、咽頭など)から体内に侵入してきます。

しかし、最近の研究によれば、新型コロナウイルスは上気道だけではなく、歯ぐきや舌、唾液腺といった口のなかの細胞からも体内に侵入することがわかってきました。
そもそも、むし歯や歯周病といった疾患も、れっきとした細菌による“感染症”ですから、口のケアが不足していると、まずはそうしたトラブルが発生してきます。

口のケアを怠ると、感染症のリスクが高まるだけにとどまりません。

近年、口のなかの環境と、全身の健康との間に強い相関関係があることもわかってきました。
その数、じつに100を超える疾患に関与しているといわれています。

口のなかの状態が良くない方は、大腸がん、心臓や脳血管疾患、アルツハイマー病など、重大な病気にかかりやすいのです。

これは、汚い口のなかで繁殖した歯周病菌などが全身に回り、あちこちで悪さをするためです。
新型コロナウイルスについては、口のなかに悪い菌が多い人ほど重症化しやすいことがわかってきています。

そして新型コロナウイルスはインフルエンザと異なり、唾液腺や歯ぐき、舌など、口のなかで増えることも明らかになりました。

コロナウイルス関連の論文は通常より早いスピードで学術雑誌に掲載されていて、どんどん新しいデータが出てきています。

そしてそのなかには、新型コロナに感染して重症化した人と、重症化しなかった人の口のなかのむし歯菌、歯周病菌の数を比べてみると、100万倍くらい多かったという結果もあったそうです。

もちろん、まだ因果関係のすべてが明らかにされたわけではありません。ただ、口のなかを清潔に保つことが、感染症リスクを低下させることは明らかです。

 

医療費控除を活用しよう

・医療費控除とは

 自分や生計が一緒である家族(仕送りしている家族も含む)のために、1年間(1月1日~12月31日)の間に10万円以上の医療費を支払った場合に適応されます。医療費控除を受けるためには、確定申告をする必要があります。
税金をより多く支払っているほど還付金が多くなるため、夫婦共働きの場合には収入の多い方が申告するのがお得です。

・医療費控除の対象

 医療費控除の対象となるものとして、医療機関でかかった医療費に加え、薬局で支払った薬代、通院にかかった交通費(原則、公共交通機関)なども含まれます。

・歯科治療で医療費控除の対象となるもの
 
※健康保険内の治療費   ※保険適応外の治療費(セラミックなどの被せ物、インプラント、お子様の矯正治療など)  ※通院、付き添いにかかった交通費 電車、バス、やむを得ない場合のタクシー  ※歯科医院で処方された医薬品の費用
 
・歯科治療で医療費控除の対象とならないもの

※美容目的の歯科矯正治療やホワイトニング  ※歯ブラシ、歯磨き粉などの歯科清掃器具  ※ローン支払いの利子  ※自家用車でのガソリン代、駐車場代

口臭・むし歯・歯周病の口内トラブル予防法

甘くみていると体への悪影響も及ぼしかねない歯周病やむし歯。

オーラルケアの方法は歯磨きだけではありません。

これから紹介する3つのケア方法はどれも簡単にできるものばかりなので、今日から実践してきれいな口内環境を維持しましょう。

1.口の中を潤す

歯やお口の悩みに対し、唾液は最も重要な防衛隊として活躍します。

唾液には、細菌を殺し、傷を癒やすタンパク質であるヒスタミンなど、抗菌作用を持つ成分が多く含まれています(どの部位のかすり傷よりも、口腔内の傷の治りが早いのはこれが理由)。

ドライマウス(口腔乾燥)は、歯周病を引き起こしやすくするので、唾液に関しては量が多いほうが良いです。

少なくても1日にコップ9杯の水を飲むようにして、口の中の潤いを維持しましょう。

それでも口の中の乾燥が改善されない場合は、シュガーフリーのガムをかむと良いです。

唾液の分泌量を増やせるだけでなく、むし歯の原因となる酸を減らすのに役立ちます。

また、現在服用中の薬の副作用も確認してみてください。

400種類以上の市販薬や処方薬がドライマウスを引き起こすと言われているため、口腔内の症状がなかなか改善しない場合は医師に相談し、代替薬を処方してもらうと良いでしょう。

 

2.頻繁に口をゆすぐ

1日を通して定期的に口の中を水でゆすぐだけで、食べかすを取り除くことができます。

食べやかす歯垢、むし歯、歯肉炎、歯周病の原因となる細菌を引寄せる要因になります。

食事や間食をした後は、口に水を多めに含んで動かすと、歯肉歯茎、頬の内側に付着した食べかすを洗い流してくれます。

 

3.ストレスをためない

研究によると、口腔内の問題の大半は、「ストレス」にひも付いているそうです。

慢性的なストレスは、免疫系を弱らせ、口腔内で起こりうる全ての感染症と戦う能力を衰えさせます。

また、ストレスは自律神経の乱れを起こせて、唾液の分泌を抑制し、むし歯のリスクが増加します。

歯のホワイトニングについて

ホワイトニングは薬剤により歯を白く明るくする方法です。

最近は、美容に関心の高い方だけではなく、お仕事や就活で好印象を与えるために利用される方が増えています。

まずはホワイトニングについてお話する前に、クリーニングとの違いを簡単に説明させていただきます。

クリーニングは歯の表面に付着した歯垢や歯石などを磨いて除去する治療です。

そのため、歯の表面の着色汚れは落とせますが、歯の内面まで変色がある場合はホワイトニングによる漂白が必要となります。

さて、本題のホワイトニングですが、これは歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」と、自宅で行う「ホームホワイトニング」があります。

オフィスホワイトニングは、短期間で効果が現れやすいというメリットと色が戻りやすいというデメリットがあります。

反対にホームホワイトニングは、効果が出るまでに時間がかかる分、効果が持続するというメリットがあります。

ご興味がある方はお気軽にご相談くださいね!

歯が無いと困ることは?

歯を失うとどんな生活になると思いますか?

若い頃は、自分の歯がなくなるイメージなんてなかなか湧かないと思いますが、いざ歯を失ってしまうと生活の質が大きく下がる可能性があるのです。

■歯がない生活ってこんなに不便!

好きなものを美味しく食べられない、滑舌が悪くなる、見た目が悪くなる…など、歯を失うと生活の質が大きく下がります。

反面、きちんと噛める歯を持っている方は、胃腸の負担を減らせることはもちろん、咀嚼の刺激が脳に伝わり脳の活性化や認知症の予防になるなど、健康寿命を大きく伸ばせる可能性があります。

■80歳になっても20本以上の歯を!

では、どの程度歯が残っていれば良いのでしょうか?

残歯数が20本以上であれば、ほとんどの食品を食べられるといわれています。

そのため、まずは80歳になっても自分の歯を20本以上保つことを目指しましょう。

それを達成するためには、歯のケアや予防が大切です。

毎日のセルフケア

基本は毎日のブラッシングです。

フロスや歯間ブラシを使えば効果的に磨けます。

歯科医院での定期的なチェック

むし歯や歯周病が悪化する前に治療。

自分では気づかない歯磨きのクセなどもプロにアドバイスしてもらいましょう

歯はケアや予防により一生残すことができます。

ケアの方法などで分からないことがあれば何でも聞いてくださいね。

いつまでも健康に楽しく暮らすために歯を大切にしていきましょう!

夏バテとアルコール

コロナ自粛から外食は控え、家でお酒を飲まれる方が多いようです。

暑いときは食欲もなくなり、さっぱりしたもので食事をすませてしまいがちです。

そのうえ、お酒ををたくさん飲んできちんと食事をしないと、栄養が不足したり偏ったりします。

これが夏バテの一因にもなります。アルコール飲料は食欲増進の作用があります。

しかし飲みすぎれば逆効果で、ビールであれば大びん1本くらいにとどめておくようにしたいものです。

お酒を飲んで食欲が出てきたところで、栄養バランスのとれた、野菜たっぷりの食事をしましょう。

おつまみとしては、アルコールの処理に必要なビタミンB群と、肝臓を守るタンパク質の豊富な食品がすすめられます。

レバー、枝豆、豚肉、ウナギなどや、ビタミンBの利用を高めるニンニクを使った料理が適しています。

お酒をたくさん飲んだあとは、体が水分不足状態で、血液が濃くなっているため脳卒中や心臓発作の危険状態と言えます。

飲み過ぎに気をつけるとともに、飲んだあとには、水分を十分に補給しておきましょう。

 

口腔乾燥症予防がコロナ感染予防に

 

暑い季節でも感染対策のためのマスクの着用で息苦しく常に口を開けてしまったり、水分補給の回数が少なくなっている方もいらっしゃるかと思います。

口の中の潤いを失うと「口腔乾燥症(ドライマウス)」になりやい状態です。

コロナウィルスでお亡くなりになられる方の半分は口腔乾燥症だそうです.

コロナウィルスは、唾液腺、肺、小腸に住みつきます。唾液をたくさん出して強い酸性である胃の中に流し込む事が大切です。

唾液をたくさん出すには。「よく噛み、よく話し、よく笑う」そしておいしいものを食べるのが良いそうです。  

当院でクリーニングのの後にさせていただいている口中マッサージも唾液の分泌を促します。

マッサージに使用している口内ジェルは口腔乾燥症にも効能がありますので、ご自身でケアしていただくのも良いと思います。

また、舌の先で歯の表側を全体的になぞる舌の運動も舌の下にある唾液の出口を刺激して分泌を促しますので、気付いたときに試してみてください。

それでも口腔乾燥が改善しない場合は、唾液の分泌を促すタブレットを試してみるのも良いと思います。

食事中むせたり、飲み込みにくい症状も緩和され、誤嚥性肺炎の予防にもなります。

ストレスで自律神経のバランスを崩し、唾液の分泌が減る方も多いです。意識してリラックスする時間を設けて上手に逃せると良いですね。

唾液の分泌を促すと免疫力も上がります。気になる方はいつでもお声がけください。

 

 

 

命を守る!手術前の口腔ケア

もしも、全身麻酔手術や抗がん剤、放射線治療などをすることになった場合、お口の健康が重要であることを、皆さまはご存知ですか?

実は、お口の中の管理が行き届かないまま治療をすると様々な危険があるのです。

そこで今回は、全身麻酔手術を受けた場合の危険を具体的にあげてみます。

お口の状態が悪いまま、全身麻酔手術を受けると…

◆手術中に歯が脱落する危険・・・

全身麻酔ではお口の中に管を入れます。その際にグラグラした歯があると、管や器具が当たり抜けてしまう危険があります。

◆肺炎のリスクが上昇・・・

麻酔中は唾液を気管内に誤嚥することがあります。

その唾液が汚いと、術後に肺炎を起こすリスクが上がります。
この他にも、傷口の感染リスクが上がる可能性があったり入院期間が長くなるというデータもあります。

以上のような危険がともなうため、全身麻酔手術などの前後には口腔ケアを行い治療中の思わぬトラブルを予防する「周術期等口腔機能管理」が必要になります。

しかし、診断から手術までの期間は、検査や入院の準備、仕事の引き継ぎなどに追われ、十分にお口の治療をする時間がないことも。

お口の状態が悪いまま手術を受ければ、トラブル発生のリスクが上がります。

そんな事態を防ぐためにも、普段からかかりつけの歯科医で定期的なチェックをし、お口の健康を維持していくことが大切なのです。

歯周病菌がアルツハイマー病を悪化させる!?

「歯周病」という病名は広く一般の方々に認知されるようになりましたが、最新の研究では、歯周病は歯や口の中だけでなく、全身の健康とも大きくかかわっていることが分かってきています。

以前は歯周病が認知症の危険因子となる理由は、歯を失うことによる機能的障害が大きいといわれてきました。

しかし、アルツハイマー病に関しては歯周病菌が直接、影響を及ぼしている可能性が多くの研究で明らかになってきています。

歯周病菌を投与したアルツハイマー病のマウスの認知機能は、投与しなかった群に比べ、著しく低下したことが確認されています。

さらに脳を調べると、アルツハイマー病の発症に関与しているアミロイドβタンパク(Aβ)の増加、炎症物質や歯周病菌など細菌が作る毒素の増加が確認されました。
海外では、歯周病菌が産生する「ジンジパイン」というタンパク質分解酵素を阻害することにより、アルツハイマーを悪化させるタンパクの蓄積を減らす効果が報告されています。

さらに、このタンパク質阻害薬をアルツハイマー病の患者さんに投与する臨床試験がおこなわれおり、今後の研究が期待されます。
歯周病菌がアルツハイマー病の脳に直接または間接的に、悪さをしている可能性が解明されてきています。

歯周病菌の多くは空気を嫌うので、歯肉の溝・歯周ポケット内に侵入していきます。

定期的なクリーニングで、普段歯ブラシの届かないところの歯周病菌を洗浄や歯石の除去を行うことは、アルツハイマー病や様々な予防にもつながります。