スタッフ日記

歯周病の急な症状と気候の関係

 

「気圧の急激な変化」と「気温の急激な変化」が、歯周病の急性化の引き金になっていることが判明しました。

春先に気温が急降下したときや、台風などの通過で気圧が変化したときなどに、歯周病が悪化する傾向があります。

今の時期で言えば、梅雨前線の通過後が要注意です。

メカニズムはまだ不明ですが、気象変化によって生態の恒常性のバランスが崩れ、免疫力が低下することが要因と考えられます。

歯周病は、細菌の感染によって発症します。

歯周病菌が歯の周囲組織に炎症を起こすのが歯周病の始まりです。

歯周病の急性化(歯肉の腫れや出血、痛み)が起こるのは、気象変化があってから1~3日後であることもわかりました。

 

この時間差は、口腔内で歯周病菌などの菌に対する免疫反応を引き起こし、歯周病菌が歯周ポケットに侵入してから増殖して炎症を起こすまでの時間だと考えられます。

 

天気によって生じたり悪化する慢性の痛み(片頭痛や肩こり、頸椎症、関節症、腰痛など)は「天気痛」として注目されていますが、歯周病においても気象状況が悪化させる一要因となっているのです。

 

対策として、日頃の適切な歯磨きによって、プラーク(歯垢)や歯石の除去に努めてください

 

また、が起こるのは、気象変化があってから1~3日後であることもわかりました。

この時間差は、口腔内で歯周病菌などの菌に対する免疫反応を引き起こし、歯周病菌が歯周ポケットに侵入してから増殖して炎症を起こすまでの時間だと考えられます。

天気によって生じたり悪化する慢性の痛み(片頭痛や肩こり、頸椎症、関節症、腰痛など)は「天気痛」として注目されていますが、歯周病においても気象状況が悪化させる一要因となっているのです。

対策として、日頃の適切な歯磨きによって、プラーク(歯垢)や歯石の除去に努めてください。

また、気象状況を気にかけて、気圧や気温の変化が起きそうだと予測される時期には、歯間ブラシやデンタルフロスなどの使用回数を増やすなど丁寧な口腔ケアで、早めの予防措置を心がけましょう。

歯を失う?!大人のむし歯に要注意

「大人はむし歯よりも歯周病に気をつけないと…」そんなふうに思われてはいませんか?

実際には、歯周病と同様、むし歯は歯を失う大きな原因となっています。

実は、大人になってからのむし歯は進行が早くて気づきにくいため、治療が後手に回りがちなのです。

そこで今回は、大人のむし歯の特徴を詳しくご紹介します。

 ■歯根部分にできやすい!

加齢や歯周病により歯ぐきが下がってくると、象牙質が出てきます。

象牙質はエナメル質よりも柔らかいため、むし歯になりやすく、進行も早く進みます。

 ■過去に治療した歯に虫歯が!

むし歯の治療をして詰め物やかぶせ物をした歯が再びむし歯になること(二次カリエス)が多くあります。

歯と詰め物とのわずかな境目からむし歯菌が侵入し、中がむし歯になってしまうのです。

さらに、神経を抜いている歯の場合は、痛みを感じにくいので発見するのが遅れがち。

気がついた時には抜歯しか選択肢がないなんてことも・・・。

◎こんな最悪の事態を防ぐためにできることは、やはり毎日のメンテナンスです。

奥歯や歯と歯の間はもちろん、歯と歯肉の境目もしっかりと磨きます。

細菌が繁殖しやすいのは睡眠中なので、就寝前の歯磨きは時間をかけて丁寧に。

むし歯予防や歯質強化を期待できるフッ化物配合の歯磨き剤を継続して使用するのもオススメです。

あとは、歯科医院に定期的に通い、プロの目でしっかりとチェックをしてもらうことが大切です!

 

歯が少ない人は認知症になりやすい?

歯が少ないと認知症発症のリスクが上がると言われています。

歯と脳の関係を少しお話すると…

歯の下には歯根膜というクッションのような働きをする器官があります。

歯でものを噛むと、その歯根膜が刺激をキャッチして脳に情報を伝えます。

すると脳から「これぐらいの強さで噛め」などの命令が行き、筋肉が動くのです。

つまり、よく噛めば噛むほど、脳とのやりとりが多くなり、脳への血流も増えて脳が活性化され、認知症にもなりにくくなります。

ところが、歯の本数が少なくなると、咀嚼によって歯根膜が受ける刺激が少なくなり、脳へ送る情報量も減少します。

すると、脳機能が低下してきて、やる気がでなかったり物忘れが増えるなど、認知症へ繋がる症状が出てくることがあります。

しっかり噛める健康な歯を残すことが、認知症予防には大切です。

おやつとむし歯

 

お子さんやお孫さんのおやつには何をあげていますか? 

好きなものを欲しがる時に好きなだけ与えていませんか? 

その食習慣が、むし歯をつくりやすい環境にしているかもしれません。

 むし歯は〈1〉細菌〈2〉糖分〈3〉歯の状態〈4〉

時間―の四つの条件がそろうことで発生します。

つまり歯磨きをしていても、甘いおやつを食べる回数が多く、食べている時間が長いほど、むし歯のリスクが増加します。

むし歯になりやすいおやつは、砂糖を多く含んでいるもの、歯にくっつきやすいもの、口の中に長くとどまるものです

。代表的なものはチョコレート、あめ、キャラメル、スナック菓子などです。

 一方、むし歯になりにくいおやつは、歯にくっつきにくいもの、自然の素材を生かした甘さ控えめのものです。

おすすめは、おにぎり、ヨーグルトやチーズなどの乳製品、寒天やゼリー、季節の果物、ふかしたイモ類、ナッツなどの豆類、煮干しなどの小魚です。

 おやつの量は1~2歳児で約100~150キロカロリー、3~5歳児では約150~200キロカロリーが目安です。

回数は1日1~2回とし、与える時間を決めましょう。

そして食べた後は必ず歯を磨くことが大切です。乳歯のむし歯は永久歯の生え替わりや歯並びに悪影響を与えることがあります。

お子さんの健やかな成長のためにおやつの見直しをしてはいかがでしょうか。

梅雨を元気に乗り切ろう

梅雨の時期になりました。

だるくなったり体調を崩される方も多いと思います。

梅雨の時期を元気で乗り切るポイントは・・

◆日常生活・規則正しい生活と良質な睡眠

寒暖差が大きいことで体がストレスを感じ、疲れやすくなるといわれています。

自律神経のバランスを整えるため、しっかり休養し、規則正しい生活をしましょう。

適度な運動雨が続き運動不足になることで、血のめぐりが悪くなり、老廃物などが体に溜まりやすくなります。

家の中で簡単にできるストレッチなどをするのがオススメです。

◆食生活・疲労回復に効果的な「ビタミンB群」を摂る

エネルギー産生に必要な栄養素で、不足すると疲労物質が蓄積されやすくなるといわれています。
<ビタミンB群を多く含む食材>
豚肉、レバー、さば、キムチ、納豆 など

体の調子を整えて元気に夏を迎えたいですね!

歯ごたえのはなし

 

さぬきうどんをはじめ、麺類のおいしさは麺のこしにあるといわれています。

では、どうやって、私たちはそれを感じているのでしょう。

 食べ物のおいしさを味わうとき、味を区別するのは味覚という感覚ですが、歯ざわりというのもなかなか大切なものです。宇宙飛行士の食事も、最初はチューブに入ったペースト状にものでしたが、今は形のあるものに変わりましたね。

これは、柔らかくてかむ必要のない歯ごたえのない食事では、食べた気がしないからでしょう。

 歯ざわりとか歯ごたえという感覚は、歯の感覚と、咀嚼筋(かむための筋肉)の感覚から成り立っていると考えられています。

 まず、この場合の歯の感覚とは、むし歯になったとき、痛く感じる感覚とはまた別のものです。そして、歯の感覚は、歯の表面のエナメル質で感じるのではなく、歯の根の周りをおおっている歯根膜の、圧力を感じるセンサーで感じます。

 また、咀嚼筋の感覚とは、顎を動かす筋肉の中にあるセンサー(筋紡錘)が感じる感覚のことです。

筋肉の感覚はたいへん敏感です。例えば階段を上っていて、高さの不ぞろいなところがあれば、目でみてもわかりにくいわずかな段差でも、すぐに歩く感じでわかりますね。それは足の筋肉の感覚が働いたからなのです。

 うどんが歯に当たったことは、歯根膜のセンサーが知覚し、そのときの咀嚼筋にかかる力を、筋肉のセンサーで知覚します。

それらの情報が大脳のコンピューターで総合的に判断されて、うどんのこしがわかると考えられています。

 では全部歯がなくなった総入れ歯の人の場合はどうなるのでしょうか。

この場合、入れ歯を支える歯肉のセンサーが、歯根膜のセンサーの代わりをすると考えられていますが、感度は低くなります。

さぬきうどんをはじめ、食べ物のおいしさは、やはり歯が健康でなければわかりにくくなってしまうようです。

出典: 「歯にいいはなし」香川県歯科医師会

 

急な気温の上昇にご注意を

5月に入り気温がグングン上がってきていますが、皆さんは体調を崩していないでしょうか?

この時期に体調を崩してしまう方は、身体が気温の変化に適応できず、体温調節機能がしっかり働いてくれていないことが、原因のひとつと考えられます。

このまま放置してしまうと、「だるさ」「熱っぽい」「食欲不振」「無気力」などの様々な症状が現れてきます。

これはすでに夏バテの症状なのです。では、その原因も確認していきましょう。

1.体温調節…夏は冷房、冬は暖房でいつも快適に過ごしてしまうと、汗を出す汗腺が退化してしまい、体温を調節するための汗をかくことが出来なくなってしまいます。

2.食事(栄養不足)…暑い時はさっぱりとしたものを好んで食べてしまい、栄養が偏ってしまいます。

3.水分補給…暑いからといって、お茶やお水を大量に摂ってしまうと、体液が薄まってしまい、自発的脱水に陥ってしまう恐れがあります。汗をたくさんかいたときはこまめな水分補給を。

4.適度な運動…適度に身体を動かすことで、自律神経の働きを整えます。逆に身体を動かしていないと、発汗機能が衰えたり、食欲がなくなったり、水分もそれほど摂らなくなってしまいます。

急な気温の上昇に対応できる体づくりを心掛けたいですね。

子供の歯が危ない!ほ乳瓶むし歯

「ほ乳瓶むし歯(ボトルカリエス)」という言葉を聞いたことがありますか?

歯が生えてきたお子さんに、ほ乳瓶を使って甘い飲み物を与え続けた結果、上前歯にできてしまったむし歯のことを言います。

広範囲に茶色くなったり、酷くなると溶けてなくなるほどの状態になることがあります。

就寝中は唾液の分泌が減るので、寝る前に甘い飲み物をほ乳瓶に入れて与えることは特にNGです。

               

 ■ほ乳瓶むし歯を作らないために!

☆1歳を過ぎたら、ほ乳瓶を卒業していきましょう。卒業の準備で、ストローマグやコップで飲む練習をしていきます。

☆寝かしつけで飲み物が必要な時は、甘い飲料ではなく、白湯や麦茶などの糖分が入っていないものを。

☆スポーツ飲料などの甘い飲み物は普段から与えないようにしましょう。発熱した時に飲ませる程度に。

☆寝る前に歯を磨く習慣をつけていきましょう。初めのうちは、ガーゼ等で歯を拭いてあげるだけでも違いますよ。

 

「乳歯はどうせ抜けてしまうから…」と思われるかもしれませんが、むし歯になるとしっかり噛めなくなったり、固いもの

を嫌うなど、バランスよく十分な栄養が摂れなくなります。

また、きちんと噛めないことであごの骨が発達せず、永久歯が生えてくるスペースがなくなり歯並びも悪くなってしまいます。

赤ちゃんに歯が生えてきたら、周りの大人が十分に気をつけてあげましょう。赤ちゃんの歯は、将来生えてくる大人の歯に繋がっています!

子供の歯肉が黒い?!恐ろしい受動喫煙

200種類もの有害物質(うち約70種類は発がん性物質)が含まれているともいわれるタバコの煙ですが、吸っている本人が吸い込む「主流煙」よりも、周りの人が吸う「副流煙」のほうが有害物質の濃度が高いことが知られています。

そんな有害な煙を、子どもが吸い続けると…。

体が小さく機能も未熟な子どもは影響を受けやすく、様々な病気や障害のリスクも高まります。

                

具体的にはこんな症状があります

○歯ぐきの黒ずみ・・・歯肉は、本来きれいなピンク色ですが、ニコチンなどの有害物質から身を守るためメラニン色素が増え、

          歯肉が黒ずみます。

○歯周病・・・タバコの煙に含まれるニコチンは、歯ぐきの血管を収縮させ、血液の流れを悪くします。すると、酸素や栄養が隅々まで

       行き渡らなくなり、感染への抵抗が弱まり、歯周病にもかかりやすくなります。

○その他にも・・・がん、気管支炎・ぜんそくなどの呼吸障害、虚血性心疾患、身長の伸びが悪くなる、中耳炎、知能低下、

        アトピー性皮膚炎など様々なリスクがあげられています。

 

タバコを吸うと、喫煙者の息からは長時間、有害物質が出るので、屋外などで喫煙しても子どもが有害物質を吸うリスクはなくなりません。

空気清浄機もタバコの臭いは取り除きますが、有害物質までは除去してくれません。

自分の健康だけでなく身近な大切な人たちの健康をも脅かすタバコ、医療機関なども上手に利用して、少しずつ減らしていきたいものですね。

口呼吸はむし歯になりやすい?

口呼吸はむし歯になりやすいのです。

口呼吸にはいろいろな弊害があります。

例えば、フィルターの役割をする鼻は、吸い込んだ外気中の異物を除去する働きを持っています。

でも、口で呼吸をすると外気がそのまま取り込まれるために、インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなってしまいます。

そしてお口の中の環境も悪くします。

通常お口の中は、殺菌・洗浄作用のある唾液で潤っているものですが、常にお口で呼吸をしていると、唾液の量が少なくなります。

すると、お口の中の汚れを洗い流す働きや、細菌をやっつける働きが弱まり、結果、むし歯菌を増やすことになりむし歯になりやすくなってしまうのです。

また、歯周病が進行したり、口臭がひどくなる、歯並びが悪くなるなどの弊害もあります。

口呼吸は、積極的になおしていきたい習慣です。