スタッフ日記

冷え性改善のツボ

年が明け、日が長くなっても寒さはまだまだ続きますね。冷えを感じる方も多いと思います。

体が冷えていると思ったら、まず体全体の血液の流れをよく知ることが大切です。

そして、ツボを知ることができると、自律神経の調子がよくなるばかりでなく、血液の流れがよくなり、冷え症の解消につながります。

足の主なツボは3カ所あります。

「三陰交」(さんいんこう)足の内側、くるぶしからおよそ指4本ほど上にあります。痛いくらいに押すのがコツ。

「血海」(けっかい)膝の内側にあります。少しくぼんでいるのでわかりやすいでしょう。

「八風」(はっぷう)足の甲の指と指との間を押します。 足だけではなく、手にもツボがあります。

「虎口」(ここう)親指と人差し指の間にあります。ひっぱったり、もみほぐしたりします。

「指間穴」(しかんけつ)人差し指から小指まで、指と指の間にある。足と同じように押すと効果があります。

足も手も気軽に押して冷え症を解消しましょう。 今年もおしだ歯科医院は皆様に役立つ健康情報を発信していきたいと思います。

 

むし歯放置は危険!

「むし歯を放置したぐらいで、大きな病気になるわけでも、まさか死ぬなんてことはない…」。ほとんどの方がそう思われているかもしれません。

でも、むし歯の原因になる虫歯菌は、酸によって歯を溶かすだけでなく、下のような恐ろしい病気を引き起こす可能性もあるのです。

実際、むし歯を放置して、18歳の女性が敗血症のために死亡したケースもあります。

★顎骨炎/歯の根っこの先まで進んだむし歯菌は、あごの骨に到達して炎症を引き起こします。歯は直接あごの骨に埋まっているため、歯からの感染が骨に移りやすいのです。

★脳梗塞や心筋梗塞/炎症部からむし歯菌が血管に入り込み、脳や心臓に到達してしまうこともあります。

血栓を作って血液の循環を悪くし、死に至るという最悪のシナリオもありえます。

★副鼻腔炎(蓄膿症)/上顎の奥歯の根っこの先は副鼻腔に近い

ため、根の先まで進行したむし歯菌が副鼻腔に流れ込んで、炎

症を起こしてしまうことがあります。

持病やストレスで免疫力が落ちていると、体内に入ったむし歯菌を抑えることができなくなります。

死に至ることは稀ですが、入院して手術が必要になるケースもあります。

まずは、痛くなる前に歯医者さんでチャックしてもらうことが大切。そうすれば、治療の痛みも治療回数も少なく、歯の寿命も伸びます。「歯医者に行く時間がない」「今は痛みがおさまっているから」とむし歯を甘くみず、定期的に歯医者さんに通いましょう。

ごくごく軽度でない限り、治療なしにむし歯が治ることはありません。

歯周治療で糖尿病のコントロールが改善

 

歯周病は「糖尿病の第8の合併症」と言われ、糖尿病のある人は特に歯周病の発生リスクが高くなります。

歯周病菌が原因で、口腔内の細菌のバランスが崩れると、歯周病は急速に進行します。

すると、歯周病菌は体内で炎症を引き起こし、それがインスリンの効き目が悪くなるインスリン抵抗症につながります。

糖尿病治療の鍵となるのは、いかにインスリン抵抗症を防ぐかです。

英国糖尿病学会の研究で、糖尿病患者264人対象に、半分の人に歯石除去・歯面研磨・歯周ポケット洗浄・歯磨き指導などの歯周病治療を行った結果、1年後にはほとんどの人がインスリン抵抗症の改善しているという結果が出たそうです。

また、それだけではなく、全身の慢性的炎症も減少していました。これにより、心臓病・脳卒中・腎臓病などの深刻な糖尿病合併症のリスクを下げることができます。

研究者らは、糖尿病の治療と歯周病のの治療を並行して行うことが重要になり、それが糖尿病の標準的な治療として取り入れる必要性があることを働きかけ、日本でも広まりつつあります。

現在、糖尿病の患者は740万人、その予備軍は880万人。まさに日本の国民病とも言えるでしょう。

口腔ケアによって糖尿病の予防、改善をしましょう。

歯を失うと人生の質が落ちる

歳をとるとともに「歯のメンテナンスをきちんとしておけば良かった」と思う方が増えてくるのではないでしょうか?

歯は痛くなったら治療すれば、また元のように噛めると簡単に考えてしまいがちです。

でも、そんな都合の良いものでないことは、年齢の上がった今だから分かること。

削ってしまった歯はむし歯の再発リスクが高まりますし、神経を抜いた歯は栄養が行き届かず枯れ木のようになり確実に歯の寿命が縮まります。

実際、自分の歯がなくなると、どんな悪影響があるのでしょうか。

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 ★しっかり噛んで食べられないため、消化器官に負担がかかる。

 ★発音がしづらくなり、人と話すことが億劫に。

 ★歯がないので、人前で笑うのも気が引ける。

 ★かみ合わせが悪くなり、両隣の歯が傾いたり、向き合う歯が落ちてきたり浮いたりする。

 ★しっかり噛めないことで脳への刺激も減少し、認知症リスクが高まる。

このように、歯がなくなることで、気力や人間力までもが低下していく心配があります。

まさに、人生の質が低下すると言えるでしょう。

全ての歯が健康な方はもちろん、何回も治療を繰り返しているという方も、今後の取り組み方次第で、歯の寿命は変わってくるはずです。これ以上、自分の歯を失わないために、歯科医院での定期的な検診等で、虫歯や歯周病にならないよう積極的に予防に取り組んでいきましょう。

10年後、20年後のお口の状態は今のメンテナンスにかかっています。

歯にヒビ?!

 

鏡を見て歯にヒビを見つけてびっくりされる方もいらっしゃるようです。

ぶつけたなどの自覚がない場合も、歯ぎしりや食いしばりにより、歯にヒビが入ることがあります。

想像以上に大きな力が歯にかかる歯ぎしりや食いしばりですが、その原因の一つがストレスです。

思い当たる方は、適度に運動したり趣味を楽しむなど、ストレスをためない生活を心がけましょう。歯科医院でマウスピースを作って歯を守るのもひとつの方法です。

また、神経を抜いてしまった歯は、栄養が届かず枯れ木のようにもろくなった状態なので、ヒビが入りやすい傾向にあります。

ヒビが入ったまま放置していると、さらにダメージを受けて、被せ物が外れたり、歯の根っこまで割れてしまうことがあります。いずれにしても、早めに歯科医院で診てもらって下さいね!

恐ろしい 歯原性菌血症

 

むし歯や歯周病を予防・治療しなければならない大きな理由のひとつに「歯原性菌血症を防ぐため」が挙げられます。

「菌血症」とは、細菌が血液中に入り込んだ状態のことをいいます。

膨大な数の細菌が人体を棲家にしているとはいえ、血液中に菌がいる状態は決して普通のことではありません。

むし歯や歯周病があると、こうした異常事態が簡単に起きてしまいます。

むし歯菌によって歯に開いた孔や、歯周病菌によって炎症を起こした歯肉は、こうした菌が血管内に侵入する「入口」にもなってしまうのです。

口の中に限らず、血管が傷付けば細菌が入り込むことはありますが、血管の傷が塞がればその危険はなくなります。

しかし、むし歯の孔や歯周病による炎症は、ずっと治らない傷があるようなものです。

しかも、そこにはたくさんの悪玉菌がいるのですから、歯原性菌血症が容易に起きてしまうのです。

血液の流れに乗って身体のあちこちに行きついた細菌は、がん・認知症・関節リウマチ・流産・早産・低体重児出産・動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中・糖尿病など様々な病気を引き起こしてしまいます。

「人は血管とともに老いる」といわれますが、近年、歯原性菌血症は血管の老化を進める主要な原因であることがわかっています。

動脈硬化や血栓症などが、無関係にも思われる口の中にいる細菌と深く関係している証拠が、近年続々と示されています。

歯原性菌血症は、寿命を縮める根本的な原因にもなりうるものなのです。

継続的な口腔ケアで、健康長寿を目指しましょう。

 

歯肉の色が悪い

 

健康な歯肉は薄いピンク色をしていますが、何かが原因で変色してしま

うことがあります。主な原因は…

歯肉炎:歯肉に炎症が起きて、赤紫色に変色してしまいます。

→歯と歯肉の境目をしっかりと磨いて歯肉炎を予防します。自分で落としにくい汚れは、歯科医院のクリーニングでキレイにしてもらいましょう。

タバコ:タールやニコチンなどのタバコに含まれる有害物質が原因で、歯ぐきが黒ずみます。

→吸っている方は、まずは禁煙。タバコを吸わない方も、受動喫煙により黒ずむことがあるので要注意です。

メタルタトゥー:金属の被せ物や土台から銀イオンが溶けだし、歯ぐきを黒ずませます。

→土台や被せ物に金属を使わないメタルフリー治療をオススメします。金属アレルギーの心配もありません。

口腔がんのせルフチェック

ガンは全身のさまざまな場所にできますが、舌や歯肉などにもでき、お口の中にできるがんをまとめて「口腔がん」と言います。

見える場所にできるので見つけやすいはずですが、実は早期発見がなかなか進まないガンなのです。

それは、口腔がんの存在があまり知られていないことに加え、初期の自覚症状がほとんどないからです。そのため、口腔がんになった方の半数近くが亡くなると言われています。

 

■セルフチェックで早期発見しましょう

 

★お口の中に治りにくい腫れやしこりがある

★舌や歯ぐきに赤くなっていたり、白くなっている所がある

★口内炎が2週間以上経っても治らない

★唇や舌がしびれることがある

 

■口腔がんのリスクが上がる生活習慣は?

 

タバコを吸う…喫煙者の口腔ガン発生率は、非喫煙者に比べて非常に高いことが分かっています。

飲酒×喫煙…アルコールの摂取も、口腔がんの発症リスクを上昇させます。喫煙習慣が加わるとさらにリスクが上昇。

口内環境が悪い…虫歯を放置、お口の内が不衛生、合わない入れ歯等による慢性的な刺激もリスクファクターに。

セルフチェックや生活習慣の見直しと並行し、歯科医院でお口の中の異常を早めに発見することも大切です。「おかしいな」と感じた時は、早めに診てもらって下さいね!

 

むし歯菌で脳内出血?!

今年の夏は特に暑いですね。

水分補給が必須になりますが、砂糖を含むジュースを毎日飲まれている方もいらっしゃるかもしれません。

糖分はむし歯菌や歯周病菌を増殖させます。

大阪大学と浜松医科大学の研究者によってむし歯菌のなかに脳内出血を助長するタイプが存在することが明らかになりました。

このむし歯菌に感染すると、脳内出血のリスクが4~5倍に高まるというのですから「たかがむし歯」と侮れません。

糖分の摂り過ぎに注意して日頃のプラークコントロール、そして定期的なクリーニングで様々な病気のリスクを軽減できるようお手伝いさせていただきます。

お子様の歯の健康のために

お子さまの歯の健康のために

~保護者ができる6つのポイント~

  • 保護者が仕上げ磨きをしましょう

歯ブラシの毛先を歯の面に対して直角に当て、歯ブラシの毛先が広がらない程度の力で小刻みに動かして一本づつ丁寧に磨きましょう。

  • よく噛む習慣をつけましょう

よく噛むことによりだ液の分泌が促されます。だ液には「再石灰化」という歯が溶けることを防ぐ効果があるため、むし歯予防にはだ液の働きを生かすことが大切です。

  • おやつの食べ方に注意しましょう

糖分を多く含むおやつをあげすぎたり、糖分の多いジュースを必要以上に飲ませたりすると、むし歯になります。理由は、糖質が長時間口の中にあるとむし歯が酸を作りやすくなり、酸が歯を溶かしてしまいます。

  • 歯を丈夫にする工夫をしましょう

だ液による再石灰化の働きを助けるハイドロキシアパタイトや、フッ素が配合された歯磨き剤の使用をおすすめします

  • お子さまに合った歯ブラシを選びましょう

使いやすいサイズの歯ブラシを使うことで歯垢の除去がしやすくなります。

  • 歯磨きを楽しい習慣にしましょう

歯磨きの最中に歌を歌ったり、歯磨きが出来たらほめてあげたりすると、歯磨きに良いイメージがつきやすくなります。

★親子で楽しく歯の健康を守っていきましょう