2018年 8月 の投稿一覧

歯肉の色が悪い

 

健康な歯肉は薄いピンク色をしていますが、何かが原因で変色してしま

うことがあります。主な原因は…

歯肉炎:歯肉に炎症が起きて、赤紫色に変色してしまいます。

→歯と歯肉の境目をしっかりと磨いて歯肉炎を予防します。自分で落としにくい汚れは、歯科医院のクリーニングでキレイにしてもらいましょう。

タバコ:タールやニコチンなどのタバコに含まれる有害物質が原因で、歯ぐきが黒ずみます。

→吸っている方は、まずは禁煙。タバコを吸わない方も、受動喫煙により黒ずむことがあるので要注意です。

メタルタトゥー:金属の被せ物や土台から銀イオンが溶けだし、歯ぐきを黒ずませます。

→土台や被せ物に金属を使わないメタルフリー治療をオススメします。金属アレルギーの心配もありません。

口腔がんのせルフチェック

ガンは全身のさまざまな場所にできますが、舌や歯肉などにもでき、お口の中にできるがんをまとめて「口腔がん」と言います。

見える場所にできるので見つけやすいはずですが、実は早期発見がなかなか進まないガンなのです。

それは、口腔がんの存在があまり知られていないことに加え、初期の自覚症状がほとんどないからです。そのため、口腔がんになった方の半数近くが亡くなると言われています。

 

■セルフチェックで早期発見しましょう

 

★お口の中に治りにくい腫れやしこりがある

★舌や歯ぐきに赤くなっていたり、白くなっている所がある

★口内炎が2週間以上経っても治らない

★唇や舌がしびれることがある

 

■口腔がんのリスクが上がる生活習慣は?

 

タバコを吸う…喫煙者の口腔ガン発生率は、非喫煙者に比べて非常に高いことが分かっています。

飲酒×喫煙…アルコールの摂取も、口腔がんの発症リスクを上昇させます。喫煙習慣が加わるとさらにリスクが上昇。

口内環境が悪い…虫歯を放置、お口の内が不衛生、合わない入れ歯等による慢性的な刺激もリスクファクターに。

セルフチェックや生活習慣の見直しと並行し、歯科医院でお口の中の異常を早めに発見することも大切です。「おかしいな」と感じた時は、早めに診てもらって下さいね!

 

むし歯菌で脳内出血?!

今年の夏は特に暑いですね。

水分補給が必須になりますが、砂糖を含むジュースを毎日飲まれている方もいらっしゃるかもしれません。

糖分はむし歯菌や歯周病菌を増殖させます。

大阪大学と浜松医科大学の研究者によってむし歯菌のなかに脳内出血を助長するタイプが存在することが明らかになりました。

このむし歯菌に感染すると、脳内出血のリスクが4~5倍に高まるというのですから「たかがむし歯」と侮れません。

糖分の摂り過ぎに注意して日頃のプラークコントロール、そして定期的なクリーニングで様々な病気のリスクを軽減できるようお手伝いさせていただきます。

お子様の歯の健康のために

お子さまの歯の健康のために

~保護者ができる6つのポイント~

  • 保護者が仕上げ磨きをしましょう

歯ブラシの毛先を歯の面に対して直角に当て、歯ブラシの毛先が広がらない程度の力で小刻みに動かして一本づつ丁寧に磨きましょう。

  • よく噛む習慣をつけましょう

よく噛むことによりだ液の分泌が促されます。だ液には「再石灰化」という歯が溶けることを防ぐ効果があるため、むし歯予防にはだ液の働きを生かすことが大切です。

  • おやつの食べ方に注意しましょう

糖分を多く含むおやつをあげすぎたり、糖分の多いジュースを必要以上に飲ませたりすると、むし歯になります。理由は、糖質が長時間口の中にあるとむし歯が酸を作りやすくなり、酸が歯を溶かしてしまいます。

  • 歯を丈夫にする工夫をしましょう

だ液による再石灰化の働きを助けるハイドロキシアパタイトや、フッ素が配合された歯磨き剤の使用をおすすめします

  • お子さまに合った歯ブラシを選びましょう

使いやすいサイズの歯ブラシを使うことで歯垢の除去がしやすくなります。

  • 歯磨きを楽しい習慣にしましょう

歯磨きの最中に歌を歌ったり、歯磨きが出来たらほめてあげたりすると、歯磨きに良いイメージがつきやすくなります。

★親子で楽しく歯の健康を守っていきましょう

 

 

ブラキシズム対策

 

いよいよ夏本番ですね。今月はお盆があるので、久しぶりに親類が集まるというご家庭も多いのではないでしょうか?

 

先月、お話させていただいたブラキシズム(歯ぎしり)の続きです。

一般的なブラキシズム対策は、夜間就寝中にマウスピースを入れることです。これにより上下の歯が直接当たらなくなるので歯や歯周組織にかかる負担が軽減されます。

また、それまでに発症していた症状が緩和されやすくなります。

過度のブラキシズムは、万病の元と言っても言い過ぎではないと思います。

お心当たりの方は是非ご相談ください。

 

まだまだ、暑い日が続きそうですね。

お体ご自愛下さい。

熱中症対策についての情報を待合室に掲載してありますので参考になさってください。