ガンは全身のさまざまな場所にできますが、舌や歯肉などにもでき、お口の中にできるがんをまとめて「口腔がん」と言います。
見える場所にできるので見つけやすいはずですが、実は早期発見がなかなか進まないガンなのです。
それは、口腔がんの存在があまり知られていないことに加え、初期の自覚症状がほとんどないからです。そのため、口腔がんになった方の半数近くが亡くなると言われています。
■セルフチェックで早期発見しましょう
★お口の中に治りにくい腫れやしこりがある
★舌や歯ぐきに赤くなっていたり、白くなっている所がある
★口内炎が2週間以上経っても治らない
★唇や舌がしびれることがある
■口腔がんのリスクが上がる生活習慣は?
★タバコを吸う…喫煙者の口腔ガン発生率は、非喫煙者に比べて非常に高いことが分かっています。
★飲酒×喫煙…アルコールの摂取も、口腔がんの発症リスクを上昇させます。喫煙習慣が加わるとさらにリスクが上昇。
★口内環境が悪い…虫歯を放置、お口の内が不衛生、合わない入れ歯等による慢性的な刺激もリスクファクターに。
セルフチェックや生活習慣の見直しと並行し、歯科医院でお口の中の異常を早めに発見することも大切です。「おかしいな」と感じた時は、早めに診てもらって下さいね!