お子さんやお孫さんのおやつには何をあげていますか?
好きなものを欲しがる時に好きなだけ与えていませんか?
その食習慣が、むし歯をつくりやすい環境にしているかもしれません。
むし歯は〈1〉細菌〈2〉糖分〈3〉歯の状態〈4〉
時間―の四つの条件がそろうことで発生します。
つまり歯磨きをしていても、甘いおやつを食べる回数が多く、食べている時間が長いほど、むし歯のリスクが増加します。
むし歯になりやすいおやつは、砂糖を多く含んでいるもの、歯にくっつきやすいもの、口の中に長くとどまるものです
。代表的なものはチョコレート、あめ、キャラメル、スナック菓子などです。
一方、むし歯になりにくいおやつは、歯にくっつきにくいもの、自然の素材を生かした甘さ控えめのものです。
おすすめは、おにぎり、ヨーグルトやチーズなどの乳製品、寒天やゼリー、季節の果物、ふかしたイモ類、ナッツなどの豆類、煮干しなどの小魚です。
おやつの量は1~2歳児で約100~150キロカロリー、3~5歳児では約150~200キロカロリーが目安です。
回数は1日1~2回とし、与える時間を決めましょう。
そして食べた後は必ず歯を磨くことが大切です。乳歯のむし歯は永久歯の生え替わりや歯並びに悪影響を与えることがあります。
お子さんの健やかな成長のためにおやつの見直しをしてはいかがでしょうか。