高齢になるとお口のなかにも変化が!

歳をとると、足腰が弱くなったり痛いところが増えるなど、体には様々な変化が起こりますが、お口のなかも例外ではないことをご存知ですか?

そこで今回は、高齢になったときのお口のなかの変化をみていきましょう。

○唾液分泌が低下して自浄作用がダウン!
 歯の表面や舌などについた汚れや細菌は、唾液によって洗い流されています。そのため、身体機能が衰えて唾液の量が減る高齢者のお口のなかは、自浄作用が十分でなくなり、汚れが溜まりやすくなります。

○免疫力が低下して病気にかかりやすく!
 加齢により免疫力が低下することで、身体の病気だけでなく、むし歯や歯周病になるリスクも上がります。
○歯ぐきが下がる!
 加齢とともに歯ぐきが下がりエナメル質よりやわらかい象牙質がむき出しになり、むし歯になりやすくなります。

このように、歳をとることでむし歯や歯周病のリスクが上がってしまいます。それを予防するためには若い頃より念入りに日々のケアをしたり、歯科医院でプロフェッショナルなケアをしてもらうことが大切です。

そして、唾液の分泌を促すために、良く噛んで食べたり、唾液腺を刺激することも有効です。

唾液腺の刺激についてはまた後日ご紹介させていただきます。

また、十分な栄養が摂取できないと免疫力も低下するため、バランスの良い食事を規則正しく摂ることも重要です!