子どもの頃のむし歯と、大人になってからのむし歯。
どちらもむし歯菌による疾病ですが、できる場所やでき方が違うことをご存知ですか?
実は、その違いにより、大人のむし歯は発見が遅れやすいという特徴をもっています。
今回はそんな大人のむし歯について詳しくお話ししましょう。
★歯と歯ぐきの境目にできやすい!
子どものむし歯は噛む面に汚れがたまりできることが多いのですが、大人のむし歯は、歯と歯ぐきの境目にできやすい傾向があります。
それは、歯周病や加齢により歯ぐきが下ががりやわらかい歯根部分が露出するため、その部分がむし歯になりやすいのです。
特に奥歯の歯根は見えにくいため、むし歯に気づかず発見の遅れにつながります。
★治療痕の下で二次カリエスが!
大人になるまでに、詰めものや被せものなどをする機会があるかと思います。
その詰めものや被せものと歯の隙間からはむし歯菌が侵入しやすく、中がむし歯になっていることがあります。
外からは見えにくいため気づきにくいです。
★神経を抜いた歯は痛みを感じにくい!
すでに神経を取っている歯の場合は、むし歯が進んでも痛みを感じにくいため、むし歯に気づくのが遅れがちになります。
大人のむし歯は気がつきにくいため、日頃のメンテナンスに加え、少しでも違和感を感じたときは、歯科医院でチェックしてもらってくださいね。
一緒に大人のむし歯を予防していきましょう!