オーラルフレイル放置は要介護の危険大!

「オーラルフレイル」という言葉、皆さまはご存知ですか?

フレイルとは健康な状態と要介護状態の中間期間。

その初期に現れるのが、歯や口の働きの軽微な衰えである「オーラルフレイル」です。

食事の時にむせる、食べこぼす、固いものが食べづらい、口が渇きやすい、滑舌が悪くなったなどが続く場合はオーラルフレイルの可能性があります。

▼全身のフレイル、要介護へのドミノ倒しに!
そんなオーラルフレイルですが、生活に支障がないからと放置していると、全身のフレイル、そして要介護状態へとドミノ倒しのように進行していくので要注意です。

例えば、固いものを避けて柔らかいものばかり食べていると、噛むために必要な筋肉が衰え、ますます噛む機能が低下してしまいます。

栄養バランスが崩れて気力も低下し、全身の機能が衰えるという悪循環に陥ってしまう危険があるのです。

▼「パタカラ体操」
そこで今回ご紹介するのが、お口の代表的な体操の一つ「パタカラ体操」。

これは「パパパパパ、タタタタタ、カカカカカ、ラララララ」を3回繰り返し発声するトレーニング法
で、口まわりの筋肉や舌を鍛えるのに役立ちます。

発音する時のポイントは、(「パ」=口をしっかり閉じて「タ」=舌を上あごにくっつけて「カ」=のどの奥を意識して「ラ」=舌をまるめるように)です。

一音一音はっきりと発音してみてくださいね。

オーラルフレイルは、適切な予防や改善により機能を取り戻すことができる時期です。

お口の老化を見逃さず健康寿命を伸ばしていきましょう!