甘くみていると体への悪影響も及ぼしかねない歯周病やむし歯。
オーラルケアの方法は歯磨きだけではありません。
これから紹介する3つのケア方法はどれも簡単にできるものばかりなので、今日から実践してきれいな口内環境を維持しましょう。
1.口の中を潤す
歯やお口の悩みに対し、唾液は最も重要な防衛隊として活躍します。
唾液には、細菌を殺し、傷を癒やすタンパク質であるヒスタミンなど、抗菌作用を持つ成分が多く含まれています(どの部位のかすり傷よりも、口腔内の傷の治りが早いのはこれが理由)。
ドライマウス(口腔乾燥)は、歯周病を引き起こしやすくするので、唾液に関しては量が多いほうが良いです。
少なくても1日にコップ9杯の水を飲むようにして、口の中の潤いを維持しましょう。
それでも口の中の乾燥が改善されない場合は、シュガーフリーのガムをかむと良いです。
唾液の分泌量を増やせるだけでなく、むし歯の原因となる酸を減らすのに役立ちます。
また、現在服用中の薬の副作用も確認してみてください。
400種類以上の市販薬や処方薬がドライマウスを引き起こすと言われているため、口腔内の症状がなかなか改善しない場合は医師に相談し、代替薬を処方してもらうと良いでしょう。
2.頻繁に口をゆすぐ
1日を通して定期的に口の中を水でゆすぐだけで、食べかすを取り除くことができます。
食べやかす歯垢、むし歯、歯肉炎、歯周病の原因となる細菌を引寄せる要因になります。
食事や間食をした後は、口に水を多めに含んで動かすと、歯肉歯茎、頬の内側に付着した食べかすを洗い流してくれます。
3.ストレスをためない
研究によると、口腔内の問題の大半は、「ストレス」にひも付いているそうです。
慢性的なストレスは、免疫系を弱らせ、口腔内で起こりうる全ての感染症と戦う能力を衰えさせます。
また、ストレスは自律神経の乱れを起こせて、唾液の分泌を抑制し、むし歯のリスクが増加します。