2018年 12月 の投稿一覧

むし歯放置は危険!

「むし歯を放置したぐらいで、大きな病気になるわけでも、まさか死ぬなんてことはない…」。ほとんどの方がそう思われているかもしれません。

でも、むし歯の原因になる虫歯菌は、酸によって歯を溶かすだけでなく、下のような恐ろしい病気を引き起こす可能性もあるのです。

実際、むし歯を放置して、18歳の女性が敗血症のために死亡したケースもあります。

★顎骨炎/歯の根っこの先まで進んだむし歯菌は、あごの骨に到達して炎症を引き起こします。歯は直接あごの骨に埋まっているため、歯からの感染が骨に移りやすいのです。

★脳梗塞や心筋梗塞/炎症部からむし歯菌が血管に入り込み、脳や心臓に到達してしまうこともあります。

血栓を作って血液の循環を悪くし、死に至るという最悪のシナリオもありえます。

★副鼻腔炎(蓄膿症)/上顎の奥歯の根っこの先は副鼻腔に近い

ため、根の先まで進行したむし歯菌が副鼻腔に流れ込んで、炎

症を起こしてしまうことがあります。

持病やストレスで免疫力が落ちていると、体内に入ったむし歯菌を抑えることができなくなります。

死に至ることは稀ですが、入院して手術が必要になるケースもあります。

まずは、痛くなる前に歯医者さんでチャックしてもらうことが大切。そうすれば、治療の痛みも治療回数も少なく、歯の寿命も伸びます。「歯医者に行く時間がない」「今は痛みがおさまっているから」とむし歯を甘くみず、定期的に歯医者さんに通いましょう。

ごくごく軽度でない限り、治療なしにむし歯が治ることはありません。

歯周治療で糖尿病のコントロールが改善

 

歯周病は「糖尿病の第8の合併症」と言われ、糖尿病のある人は特に歯周病の発生リスクが高くなります。

歯周病菌が原因で、口腔内の細菌のバランスが崩れると、歯周病は急速に進行します。

すると、歯周病菌は体内で炎症を引き起こし、それがインスリンの効き目が悪くなるインスリン抵抗症につながります。

糖尿病治療の鍵となるのは、いかにインスリン抵抗症を防ぐかです。

英国糖尿病学会の研究で、糖尿病患者264人対象に、半分の人に歯石除去・歯面研磨・歯周ポケット洗浄・歯磨き指導などの歯周病治療を行った結果、1年後にはほとんどの人がインスリン抵抗症の改善しているという結果が出たそうです。

また、それだけではなく、全身の慢性的炎症も減少していました。これにより、心臓病・脳卒中・腎臓病などの深刻な糖尿病合併症のリスクを下げることができます。

研究者らは、糖尿病の治療と歯周病のの治療を並行して行うことが重要になり、それが糖尿病の標準的な治療として取り入れる必要性があることを働きかけ、日本でも広まりつつあります。

現在、糖尿病の患者は740万人、その予備軍は880万人。まさに日本の国民病とも言えるでしょう。

口腔ケアによって糖尿病の予防、改善をしましょう。

皆様にとっての2018年は?

今年も残すところあとわずか。皆様にとって2018年はどのような年でしたか?

 

おしだ歯科医院では、新しいユニットチェアを導入し、ライン予約のシステムを取り入れました。

その結果昨年を超える患者様の来院がありました。本当にうれしいことです。皆様に深く感謝申し上げます。

これからも皆様のお役に立てる歯科医院作りを目指して、いろいろなことに精進し、有意義な情報提供などもおこなっていく予定です。

 

 世の中は、クリスマスモード、お正月モードに入り、1年で最もワクワクする時期になります。

皆様も健康にご留意いただき楽しい年末年始にしてください。

12月のご案内

・5日(水)山武郡市介護認定審査会のため

      午後の診療は3時から

・19日(水)スタッフ研修のため午後休診

・29日(土)午後休診

・30日~4日 年末年始の休診となります