スタッフ日記

歯科のレーザー治療

レーザー治療というとシミ取りなど美容外科のイメージが強いかもしれませんが、歯科でもレーザーを使った治療があります。

一般的なレーザー治療では、鎮痛や消炎のほか、出血を抑えたり、除菌・殺菌などの効果があり様々な場面で活用されています。

複雑な形をしている歯の根の治療では、完全に殺菌することが求められますが、レーザーなら器具が届かない場所も効率よく殺菌できます。
また、歯周病の治療では、歯周ポケットにレーザーをあてて歯周病菌を効率よく殺菌したり、組織の再生をうながす効果もあります。

その他にも、口内炎や知覚過敏、歯肉の腫れや出血などの症状を和らげる効果もあり、歯科において活躍する場面が多い治療です。

歯を失うことのリスク

健康のために運動をしたり食事に気をつかっている方も多いと思います。

でも、健康に長生きするためには、歯を大切にすることも大事です。

むし歯や歯周病で歯を失うたびに、生活の質が落ち、人生を楽しむことができなくなってしまうため、まさに死に近づくと言っても過言ではないでしょう。
では、今回は実際に歯を失うことでどのような変化があるのでしょう。

★食べる機能が衰えます!
きちんと食べ物を噛めないため、胃や腸に負担がかかります。

失った歯の数が多いほど、胃がんや大腸がんなどの確
率が上がるという調査もあります。

★話す機能が衰えます!
歯を失うと発声がしにくくなり、滑舌も悪くなるため、コミュニケーションをとりにくくなりがちです。

★脳への刺激が減り認知症のリクスが高まります!
食べ物を噛む刺激は脳に伝わり脳を活性化します。

しかし噛む刺激が少なくなると脳への刺激も減り、脳の機能が退化。

認知症のリクスが高まってしまいます。

その他にも、歯を失うと肺炎死のリスクが上がるというデータや、歯が少ない人は転倒しやすいという研究データもあります。

歯の健康は全身の健康、ひいては寿命にも直結する大きな問題です。

少しでも自分の歯を長く使えるように、セルフケアと歯科医院でのケアで、大切な歯を守っていきましょう!

75歳以上ではがんより心不全に注意

現在、死因の1位はがんです。

ところが75歳以上を見るとがんによる死亡が減少し、その代わり心疾患による死亡が増えます。

心疾患の中でも特に増えているのが心不全です。    

ますます超高齢化が進む今後を考えると、5人に1人が心不全に必ずなる時代も遠くはありません。
心不全とは、心臓が悪いために息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、命を縮める病気です。

高血圧、糖尿病、肥満、動脈硬化性疾患などの生活習慣病、さらに虚血性心疾患、左室肥大、無症候性弁膜症などを抱えていると、心不全のリスクが高くなります。
 重要なのはこの段階で対策を講じ、心不全を発症するのを防ぐことです。

生活習慣病同様に加齢も心不全のリスク要因です。

ところが、高齢者の中には心不全を疑うべき症状が出ているにもかかわらず「年のせい」と思っている人が少なくありません。

心不全の症状のひとつに、階段を上ると息切れがする、というものがあるのですが、車の移動が多いと気が付きにくい方が多いです。

また心不全患者は、動くとしんどいから動かない、となり、表面化しにくい面もあります。
「年のせい」にされたり、気付きにくい症状には、

①夜、横になると咳が出る

②手足が冷たい

③疲れやすい

④夜中に頻繁にトイレに行く

⑤手足がむくむ

⑥かがみ込むと苦しい

などがあります。心不全になると相対的に骨格筋血流が減少します。

それでも体を動かしていると、疲労物質である乳酸菌が筋肉にたまって疲れやすくなります。

しかしこれも、心臓が悪いと思っていないと年のせいにしてしまいます。

夜中に何回もトイレに行くことも前立腺肥大などが原因だと考えてしまいがちです。
 心不全を発症していても、早期に心臓リハビリなどの治療を受ければ、生命予後を延ばせる可能性があります。

今後。ますます心不全が増えていくことは間違いありません。

正しい知識を持ち、もし心配があれば循環器内科にご相談してみてください。。

スポーツ選手はなぜ歯を大切にするのか

それは一言で言えば、歯の状態がパフォーマンスに大きく影響するからです。

実は人間は、歯の噛み合わせが悪いと、自然と体の重心をずらして体のバランスをとろうとします。

すると体がゆがんでしまい、最高のパフォーマンスを発揮できなくなります。

反対に、歯と歯がきちんと噛み合っていれば、頭の位置が固定されて全身のバランスが保たれるため、最高のパフォーマンスに繋がりやすいのです。
また、歯並びが悪いと、あごが正しい位置におさまりません。

歯を食いしばって力を発揮するスポーツ選手の場合、あごが正しい位置にないと十分に力を発揮できません。

一流のアスリートになるほど歯を大切にしているのはこんな理由があるからなのです。

大人のむし歯は気付きにくい

子どもの頃のむし歯と、大人になってからのむし歯。

どちらもむし歯菌による疾病ですが、できる場所やでき方が違うことをご存知ですか?

実は、その違いにより、大人のむし歯は発見が遅れやすいという特徴をもっています。

今回はそんな大人のむし歯について詳しくお話ししましょう。

★歯と歯ぐきの境目にできやすい!

子どものむし歯は噛む面に汚れがたまりできることが多いのですが、大人のむし歯は、歯と歯ぐきの境目にできやすい傾向があります。

それは、歯周病や加齢により歯ぐきが下ががりやわらかい歯根部分が露出するため、その部分がむし歯になりやすいのです。

特に奥歯の歯根は見えにくいため、むし歯に気づかず発見の遅れにつながります。

★治療痕の下で二次カリエスが!
大人になるまでに、詰めものや被せものなどをする機会があるかと思います。

その詰めものや被せものと歯の隙間からはむし歯菌が侵入しやすく、中がむし歯になっていることがあります。

外からは見えにくいため気づきにくいです。

★神経を抜いた歯は痛みを感じにくい!
すでに神経を取っている歯の場合は、むし歯が進んでも痛みを感じにくいため、むし歯に気づくのが遅れがちになります。

大人のむし歯は気がつきにくいため、日頃のメンテナンスに加え、少しでも違和感を感じたときは、歯科医院でチェックしてもらってくださいね。

一緒に大人のむし歯を予防していきましょう!

ドライマウスについて

「口が乾く」「口の中がネバついて口臭が気になる」「食べ物が飲み込みにくい」「唇がひび割れする」といった不快な症状が日常的に気になっていませんか?

一つでも心当たりがあれば、ドライマウス(口腔乾燥症)のサインかもしれません。

ドライマウスの厄介さは、口の乾きの不快感だけにとどまりません。

続くと強い口臭や歯周病、摂食障害、インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなり、生活の質を下げるさまざまな症状を引き起こします。

自分でできるドライマウスの対処法は

1. 食べ物をよく噛む

2.「鼻呼吸」を習慣にする

3. ストレスをためない

4. こまめに水分補給をする

5. 加湿器で部屋の湿度を高める

6.唾液が出やすくなる唾液腺マッサージをする。 

唾液が出にくくなる原因は、加齢や精神的なストレス、緊張、口を動かす筋力の低下、女性ホルモンの分泌量の減少、自律神経のバランスの乱れ、口呼吸、飲酒、喫煙、疾患(糖尿病や腎臓病、シェーグレン症候群など)、薬の副作用などさまざまです。

ドライマウスを改善して免疫力を上げましょう。

歯が溶ける酸蝕歯(さんしょくし)とは

酸蝕歯とは、酸性の強い飲食物が原因で歯が溶けてしまうことをいいます。
酸性の飲食物で歯が溶けるの?と思われるかもしれませんが、実際、約4人に1人が酸蝕歯になっているという報告もあります。

特に気をつけていただきたいのが、炭酸飲料や果汁飲料などの酸性飲料です。

健康のためにと飲んでいる黒酢や、熱中症予防のために飲むスポーツ飲料なども要因になるため注意が必要です。

飲み物ならストローを使うと歯への接触が減り、酸蝕歯のリスクを抑えられます。

酸性の強い飲食物を摂った後には、水やお茶でお口の中を中和させるのも有効です。

酸蝕歯は、むし歯や歯周病に続き、歯を失う原因の1つにもなっている疾患。

酸性の強い飲食物を摂る際は注意していきましょう!

唾液腺マッサージでむし歯や病気を予防

いつもお口の中を潤している唾液。

唾液にはいろいろな役目があることをご存知ですか?

食物を食べやすくすることはもちろん、抗菌・浄化作用があるため外部から入ってくる細菌から体を守ったり、酸化した口内を中和させむし歯を防ぐなど様々な働きがあります。
しかし、加齢や服用するお薬の影響等で唾液が十分に分泌されなくなると、その役目を十分に果たせなくなります。
そこで今回ご紹介するのが唾液腺マッサージ。

唾液の分泌を促し、全身の健康を守ります。

最近お口が乾きがちかな?と思われる方は、ぜひお試しください!

①耳下腺・・・マッサージの場所は耳の前の部分です。指数本を当ててやさしくなでます。
②顎下腺・・・耳の下からあごの下までの部分です。親指を当て順に押していきます。
③舌下腺・・・あごの内側のくぼみ部分。両手の親指で上方向にゆっくり押し上げます。

―――いかかでしたか?

上の3つの場所を刺激すると、お口の中に唾液がジワッと出てくるのを感じられたのではないでしょうか?

また、良く噛んで食べたり、ストレスや口呼吸などの生活習慣を改善することも、唾液の分泌には効果的です。

唾液腺マッサージとあわせて生活習慣も見直し、今年もむし歯やその他の病気を予防していきましょう!

年末年始こそ腸内環境を整えよう

年末年始は暴飲暴食や不規則な生活で胃腸が弱っている時期です。

腸内環境が悪化すると、免疫力が下がって風邪をひきやすくなってしまいます。

免疫機能は全身に存在しますが、特に腸内に集中しているといわれています。

日頃、私たちが呼吸をしたり、飲食をしたりする際、細菌やウイルスなどの病原体も一緒に体内へと入ってきてしまいます。

そして、それらの病原体は消化管を通って腸内に運ばれ、腸の粘膜から体内に侵入しようとするのです。

腸は体の内側にある臓器ですが、体の外側にあるのと同じくらいさまざまな病原体と接触する機会が多い場所といえます。

そのため、それらの病原体をいち早く察知して、体から排除するために、腸には免疫機能が集中していると考えられているのです。

腸内環境を決めるのは、腸内細菌のバランスです。

腸内環境が悪いと、免疫機能がうまく働かず、細菌やウイルスが体内に入ってきたときに、防ぐことができません。

生活リズムを見直すポイントは

・朝食をしっかり食べる

・腸内環境整える

・食事を心掛ける

・水分をしっかりとる

・朝食後の排便リズムをつくる

・運動して腸の動きを刺激する 

 

健康な腸で元気に新年をお迎えください。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

原因不明の肩こり、首の痛み、片頭痛は歯列接触癖かも?

歯列接触癖とはどのような症状なのでしょうか。

通常は口を閉じた時、上下の歯は接触しないと言われています。しかし、口を閉じた時、上下の歯が接触する癖のことを歯列接触癖といいます。

歯に負担がかかり、身体の様々な部位に影響が出ることがあります。

噛みしめによって歯が痛み、痛みをかばおうとアゴの位置がずれ、さらに痛みます。
また、アゴの関節は肩や首の筋肉と連動しているため、肩こりや首の痛みにつながります。

頭の筋肉にもつながっているので、片頭痛が続くことがあるということです。
歯列接触癖の1番の問題点を聞くと、日中に起きている時の症状なので、自分で意識して噛まないようにするしか方法がないんだそうです。
歯列接触癖の原因は、パソコン作業や力仕事をしている時や、寒い季節に筋肉がこわばってしまい、無意識のうちに歯を噛んでいる人が多いということです。
これらによって、肩こりや首の痛み、片頭痛などを引き起こしてしまうようです。

歯列接触癖をチェックする方法を3つご紹介いたします。

1つ目は、口を閉じた時、上下の歯が触れること。

2つ目は、舌が下の前歯の裏に触れている。

3つ目は、舌の横に歯型がついていることです。

気になる症状がある方はご相談ください。