夏こそ注意 「脳梗塞」

国立循環器センターの調査によると脳梗塞は夏に多いことがわかっています。

その主な原因は、脱水症状です。

夏は汗をかくため、気付かないうちに体内の水分が不足がちになり、血液の流れが悪化し血管が詰まりやすくなるのです。

脳梗塞は大きく分けて、脳寒栓症と脳血栓症と2つのタイプがあり、脳寒栓症は、心臓付近にできた血栓が移動し、脳の血管を詰まらせるものです。

もうひとつの脳血栓症は、脳の血管そのものが狭くなったり、血栓ができたりすることで引き起こされ、夏に多いのがこの脳血栓症です。脳血栓症は、普段健康そうにみえていても脱水症状が引き金となって急に発症します。
 大切なのは汗をかいていなくても、早め早めにこまめに水分補給を行うことです。

汗をかかなくても、常に体から少しずつ水分が奪われています。室内にいるときもきちんと水分補給をするようにしましょう。

室内にいると脱水症状に気付きにくいのですが、トイレに行ったとき尿の色が濃くなっていたら水分不足のサインだと思ってください。

そして夏の脳梗塞の予防でもうひとつ大切なことは睡眠の前後に水分補給を行うことです。

普段私たちは眠っている間に平均コップ1杯程度(200cc)の汗をかきます。

夏の脳梗塞は睡眠中から起床後の時間帯にかけて発症のリスクが高くなります。

予防のために寝る前に水を1杯飲むようにしましょう。

 

本格的な夏到来

暑い暑い夏がやってきました。皆さんはどんな夏を過ごされていますか?

 

私は先日、『天気の子』という映画を観てきました。

今年の梅雨は、本当に雨がよく降りましたね。

映画のストーリーの中にも雨のシーンがたくさん出てきます。

ほとんど雨がやまない日常の中で主人公の一人の女性が天気を変える能力があり晴れる瞬間を作り出すという内容が含まれています。

現代の気象を反映する内容でなかなか面白かったです。

 

熱中症予防にミネラル豊富なお塩をご活用ください。

我が家で使用している『キパワーソルト』をおすすめします。

これを飲み水等に少量加えると身体に優しいミネラルウォーターになります。

ネット通販等で購入できますので一度お試しください。

効果的な痛み緩和の方法について

いよいよ本格的な夏のスタート!皆様も熱中症などに気をつけて元気にお過ごし下さいね。

 先日、群馬県のペインクリニックにて歯科医師を対象としたセミナーに参加してきました。

講師は、NHKの『ためしてガッテン』などの番組などに紹介されているご高名な木村先生です。

実際に治療をされた動画などを使ってお話いただきました。

痛みの原因がどこにあるのか、どうすれば改善していくのか等を丁寧に解説していただきました。

キーワードは、『fascia』(筋膜)です。

この場所を緩めると痛みが緩和されるそうです。

セミナーの最後にご家庭でも様々な痛みを緩和することができる製品の紹介がありました。

私自身が現在使用中です。

ご興味ある方は、スタッフにお尋ねください。

ご案内は待合室にも掲示しております。日々の生活が今までよりも少し楽になるかもしれませんよ。

8月のご案内

日(土)

 研修会のため午後の診療は5時まで

・11日(日)~15日(木)

 夏季休診

・21日(水)~23日(金)

 都合により休診

・27日(火)

 山武市学校給食センター委員会のため午後の診療は3時半から

夏の冷え性

最近は夏の冷え性が増えています。

冷え性の典型的な症状としては、手足の冷えが知られています。

しかしそれだけでなく、鼻水やのどの痛み、頭痛といった風邪に似た症状から、全身のだるさや疲れやすさ、食欲不振や下痢などの消化器障害、イライラ感、肩こり、腰痛、肌荒れ、生理不順など、人によってさまざまな症状がみられます。 

夏の冷え性の引き金となるのが、エアコンによる冷房病です。

冷房病・冷え性の予防ポイントをご紹介いたします。

(1)エアコンの設定温度は25~28℃を目安にし、寒さを感じないレベルにする。

(2)エアコンのきいた部屋と外気との温度差は3~4℃が理想。

(3)エアコンの風には直接当たらないようにする。

(4)腹巻や厚手の靴下など、服装で自衛する。

(5)エアコンのきいた場所では温かい食べ物・飲み物を。

(6)適度に体を動かし、血流の改善を。

(7)シャワーより入浴(低めの湯温で)

(8)ストレスをためないようにする。冷房による冷え性を防ぎ、元気に夏を乗り切りましょう!

口呼吸は歯周病になりやすい

口呼吸をする方は、歯周病になりやすくなります。

そもそも、お口の中を潤している唾液は、食べかすを洗い流したり、雑菌を殺菌してくれるなど様々な働きがあります。

しかし、お口で呼吸をしていると、唾液は蒸発してしまいお口の中は渇きます。

すると、雑菌が繁殖しやすい状態となり、歯周病だけでなくむし歯にもかかりやすくなり、口臭も強くなってしまいます。

また、鼻呼吸ならば、異物(ホコリや細菌、ウイルスなど)が入ってきても鼻毛や粘膜でブロックできますが、口呼吸では喉や気道に直接異物が入ってきて、病気になるリスクも上がります。

口呼吸のクセがある方は、意識して治すようにしましょう。

就寝中にお口が開いてしまうという方は、お口を閉じておくテープも市販されています。

なかなか改善しない場合は、お気軽にご相談下さいね!

歯周病の急な症状と気候の関係

 

「気圧の急激な変化」と「気温の急激な変化」が、歯周病の急性化の引き金になっていることが判明しました。

春先に気温が急降下したときや、台風などの通過で気圧が変化したときなどに、歯周病が悪化する傾向があります。

今の時期で言えば、梅雨前線の通過後が要注意です。

メカニズムはまだ不明ですが、気象変化によって生態の恒常性のバランスが崩れ、免疫力が低下することが要因と考えられます。

歯周病は、細菌の感染によって発症します。

歯周病菌が歯の周囲組織に炎症を起こすのが歯周病の始まりです。

歯周病の急性化(歯肉の腫れや出血、痛み)が起こるのは、気象変化があってから1~3日後であることもわかりました。

 

この時間差は、口腔内で歯周病菌などの菌に対する免疫反応を引き起こし、歯周病菌が歯周ポケットに侵入してから増殖して炎症を起こすまでの時間だと考えられます。

 

天気によって生じたり悪化する慢性の痛み(片頭痛や肩こり、頸椎症、関節症、腰痛など)は「天気痛」として注目されていますが、歯周病においても気象状況が悪化させる一要因となっているのです。

 

対策として、日頃の適切な歯磨きによって、プラーク(歯垢)や歯石の除去に努めてください

 

また、が起こるのは、気象変化があってから1~3日後であることもわかりました。

この時間差は、口腔内で歯周病菌などの菌に対する免疫反応を引き起こし、歯周病菌が歯周ポケットに侵入してから増殖して炎症を起こすまでの時間だと考えられます。

天気によって生じたり悪化する慢性の痛み(片頭痛や肩こり、頸椎症、関節症、腰痛など)は「天気痛」として注目されていますが、歯周病においても気象状況が悪化させる一要因となっているのです。

対策として、日頃の適切な歯磨きによって、プラーク(歯垢)や歯石の除去に努めてください。

また、気象状況を気にかけて、気圧や気温の変化が起きそうだと予測される時期には、歯間ブラシやデンタルフロスなどの使用回数を増やすなど丁寧な口腔ケアで、早めの予防措置を心がけましょう。

7月のご案内

8日(月)

 山武市成人歯科健診のため午前休診

17日(水)

 山武市介護認定審査会のため午後の診療は3時から 

歯を失う?!大人のむし歯に要注意

「大人はむし歯よりも歯周病に気をつけないと…」そんなふうに思われてはいませんか?

実際には、歯周病と同様、むし歯は歯を失う大きな原因となっています。

実は、大人になってからのむし歯は進行が早くて気づきにくいため、治療が後手に回りがちなのです。

そこで今回は、大人のむし歯の特徴を詳しくご紹介します。

 ■歯根部分にできやすい!

加齢や歯周病により歯ぐきが下がってくると、象牙質が出てきます。

象牙質はエナメル質よりも柔らかいため、むし歯になりやすく、進行も早く進みます。

 ■過去に治療した歯に虫歯が!

むし歯の治療をして詰め物やかぶせ物をした歯が再びむし歯になること(二次カリエス)が多くあります。

歯と詰め物とのわずかな境目からむし歯菌が侵入し、中がむし歯になってしまうのです。

さらに、神経を抜いている歯の場合は、痛みを感じにくいので発見するのが遅れがち。

気がついた時には抜歯しか選択肢がないなんてことも・・・。

◎こんな最悪の事態を防ぐためにできることは、やはり毎日のメンテナンスです。

奥歯や歯と歯の間はもちろん、歯と歯肉の境目もしっかりと磨きます。

細菌が繁殖しやすいのは睡眠中なので、就寝前の歯磨きは時間をかけて丁寧に。

むし歯予防や歯質強化を期待できるフッ化物配合の歯磨き剤を継続して使用するのもオススメです。

あとは、歯科医院に定期的に通い、プロの目でしっかりとチェックをしてもらうことが大切です!

 

歯が少ない人は認知症になりやすい?

歯が少ないと認知症発症のリスクが上がると言われています。

歯と脳の関係を少しお話すると…

歯の下には歯根膜というクッションのような働きをする器官があります。

歯でものを噛むと、その歯根膜が刺激をキャッチして脳に情報を伝えます。

すると脳から「これぐらいの強さで噛め」などの命令が行き、筋肉が動くのです。

つまり、よく噛めば噛むほど、脳とのやりとりが多くなり、脳への血流も増えて脳が活性化され、認知症にもなりにくくなります。

ところが、歯の本数が少なくなると、咀嚼によって歯根膜が受ける刺激が少なくなり、脳へ送る情報量も減少します。

すると、脳機能が低下してきて、やる気がでなかったり物忘れが増えるなど、認知症へ繋がる症状が出てくることがあります。

しっかり噛める健康な歯を残すことが、認知症予防には大切です。