「オーラルフレイル」とは

最近良く耳にする「フレイル」という言葉。

これは、加齢によって筋力や認知機能、社会とのつながりなどが低下した状態をいいます。

「オーラルフレイル」というのは、お口の虚弱のこと。つまり、噛んだり、飲み込んだり、話したりするためのお口の機能が衰えた状態を言います。
さてこの「オーラルフレイル」の状態に陥ると、どんな危険があるのでしょう?

まず、食べるものがやわらかいものばかりになり、噛むために必要な筋力がさらに低下し、栄養バランスも崩れてきます。

また、滑舌が悪くなるため、外出や人と会うことが億劫になってしまう方もいらっしゃると思います。

すると、脳や心への刺激が減り、認知症や意欲の低下にもつながります。

オーラルフレイルはまさに負のスパイラルといっても過言ではありませんね。

お口も含め全身をフレイル状態にしないことが、将来の介護リスクを減らします。

鼻呼吸は天然のマスクです

 人は1日に約1万リットル(500㎖入りのペットボトル2万本)分の空気を吸い、同じ量を吐き出します。

この動作を鼻でするか、口でするか。同じようですが、その意味は全く違います。

鼻呼吸には、ウイルスを防ぐさまざまな関門が伴うからです。

第1の関門は鼻毛。

まずここで、ウイルスを含むやや大きめのほこりなどがブロックされます。

第2は、鼻の中の粘膜から出る粘液です。

ウイルスがこのネバネバにからめ捕られると、鼻から喉の奥にかけて生えた無数の線毛がベルトコンベアーのように動き、痰(たん)などで体外に排出されたり、胃に運ばれて胃酸で無害化されたりします。

第3は、どんなに乾いた冷たい空気を吸い込んでも、鼻の中に縦横無尽に張り巡らされた毛細血管によって、喉の奥では体温近くまで温度が上昇し、湿度も80~85%に。

このため、乾燥に強く湿気に弱いウイルスの生存率が低下します。

副鼻腔(びくう)で作り出され、殺菌作用などがある一酸化窒素の働きも、鼻呼吸すればこその効果です。

口呼吸では、そうした鼻が持つ防御機能は発揮されません。

ウイルスの数も減らず、乾燥した冷たい空気が直接のどの奥へ取り込まれると、線毛の動きも弱まって排出機能は下がり、ウイルスの侵入は容易になります。

新型ウイルスの特徴はまだ分からないことが多いです。

日本感染症学会は現時点で、仮に感染したとしてもその多くは軽症~中等症の上気道(鼻から喉頭まで)の感染症で終わるとみて「このような症例に対してはインフルエンザ、風邪に準じた対応になる」との見解を示しています。

免疫力アップには、まず空気や食の取り入れ口を良好な状態に保つことが、健康づくりの大前提です。鼻呼吸こそ天然のマスク。

口を病の入り口にしないよう、誰でもいつでもできる予防法で免疫力を保ちましょう。

「西日本新聞より抜粋」

4月のご案内

・8日(水)

山武郡市介護認定審査会のため午後の診療は3時からになります

いつまでも健康でいたい!

陽ざしも暖かくなり、すっかり春らしくなってきましたが、皆さまはお元気でお過ごしですか?

 3月4月は、皆様がワクワク、ドキドキする時期なのに新型コロナウイルスの流行で世の中は混沌としています。

当初は、早期の解決を期待しておりましたが思いもよらぬ方向に進んでしまっていますね。

これからのことを考えますと不安要素しか浮かびません。

しかし、人類は様々な危機を幾度となく乗り越えてきました。

皆様が一様に協力しあってこの難局を打破できることを祈りたいです。

当院でも皆様の健康を守るための最善の努力をこれからもスタッフ一同行ってまいりますので共に頑張っていきましょう。

『身体の健康は、お口から』

誰でも簡単・すぐできる免疫力アップ(爪もみ)

免疫力アップに効果的な、爪の生え際にある「井穴(せいけつ)」というツボを刺激するマッサージをご紹介いたします。

神経繊維が集中する井穴への刺激は瞬時に自律神経に伝わってバランスを整えます。

やり方は、爪の生え際を反対の手の親指と人差し指で挟むように10秒ずつ強く押すだけです。

両手とも親指から順番に5本すべてもみます。

治したい症状があれば、対応する指をさらに20秒もむと良いです。

【刺激する場所】爪の生え際から2mmほど下を刺激します。

●親指――アトピー/喘息/リウマチ/ドライマウス/円形脱毛症など

●人差し指――潰瘍性大腸炎/クローン病/胃潰瘍/十二指腸潰瘍/過敏性腸症候群/胃弱/痔など

●中指――耳鳴り/難聴など

●薬指――低血圧/低血糖/眠さ/だるさ/軽いうつなど
(※薬指だけ交感神経を刺激。ほかの4本は副交感神経を刺激する。)

●小指――脳梗塞/認知症/パーキンソン病/不眠/メニエール病/高血圧/糖尿病/肥満/痛風/肩こり/腰痛/椎間板ヘルニア/動悸/頭痛/腎臓病/頻尿/尿もれ/精力減退/しびれ/更年期障害/顔面神経痛/自律神経失調症/不安神経症/パニック障害/働きすぎによるうつ/白髪/目の病気/婦人科系の病気など 

(医学博士 安保 徹先生著書より)

免疫力を高める食材

コロナウィルスの蔓延が心配ですが、感染予防と同時に体の免疫力を高めることも大切ですね!

免疫力を高める作用がある食材をご紹介します。

にんじん・ほうれん草・トマトなどの緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンは強い抗酸化力があり、あらゆる病気のもととなる活性酸素を減らす効能があります。

ブロッコリー・ピーマン・キウイ・いちごは白血球の働きを強めて免疫力をアップさせるビタミンCが豊富で皮膚や粘膜を丈夫にする働きもあります。

かぼちゃ・アボカド・アーモンドは抗酸化力の強いビタミンEが豊富で血中コレステロールの酸化を抑制し、動脈硬化などを予防します。

ヨーグルト・納豆・キムチ・ぬか漬けなどの発酵食品には乳酸菌が豊富。善玉菌を増やし免疫力を高めます。

納豆やオクラ・山芋に含まれるネバネバ成分は粘膜保護、にら・にんにく・ねぎ・玉ねぎ・大根 は抗酸化作用や抗菌作用の他、疲労回復にも効果を発揮します。

このようなさまざまな食品をバランスよくとり入れ、睡眠を十分にとり、ストレスをためないような生活をこころがけてくださいね。

「笑顔」も免疫力を高めてくれます!毎日を楽しく、規則正しい食生活でウィルスに負けない体を目指しましょう。

歯科のレーザー治療

レーザー治療というとシミ取りなど美容外科のイメージが強いかもしれませんが、歯科でもレーザーを使った治療があります。

一般的なレーザー治療では、鎮痛や消炎のほか、出血を抑えたり、除菌・殺菌などの効果があり様々な場面で活用されています。

複雑な形をしている歯の根の治療では、完全に殺菌することが求められますが、レーザーなら器具が届かない場所も効率よく殺菌できます。
また、歯周病の治療では、歯周ポケットにレーザーをあてて歯周病菌を効率よく殺菌したり、組織の再生をうながす効果もあります。

その他にも、口内炎や知覚過敏、歯肉の腫れや出血などの症状を和らげる効果もあり、歯科において活躍する場面が多い治療です。

歯を失うことのリスク

健康のために運動をしたり食事に気をつかっている方も多いと思います。

でも、健康に長生きするためには、歯を大切にすることも大事です。

むし歯や歯周病で歯を失うたびに、生活の質が落ち、人生を楽しむことができなくなってしまうため、まさに死に近づくと言っても過言ではないでしょう。
では、今回は実際に歯を失うことでどのような変化があるのでしょう。

★食べる機能が衰えます!
きちんと食べ物を噛めないため、胃や腸に負担がかかります。

失った歯の数が多いほど、胃がんや大腸がんなどの確
率が上がるという調査もあります。

★話す機能が衰えます!
歯を失うと発声がしにくくなり、滑舌も悪くなるため、コミュニケーションをとりにくくなりがちです。

★脳への刺激が減り認知症のリクスが高まります!
食べ物を噛む刺激は脳に伝わり脳を活性化します。

しかし噛む刺激が少なくなると脳への刺激も減り、脳の機能が退化。

認知症のリクスが高まってしまいます。

その他にも、歯を失うと肺炎死のリスクが上がるというデータや、歯が少ない人は転倒しやすいという研究データもあります。

歯の健康は全身の健康、ひいては寿命にも直結する大きな問題です。

少しでも自分の歯を長く使えるように、セルフケアと歯科医院でのケアで、大切な歯を守っていきましょう!

コロナウイルスに負けないで!

 

空気が少しずつ春めいてきましたが、皆さまはお元気でお過ごしでしょうか?
今年になって世界を震撼させている新型コロナウイルス、皆様はどのような対策をされていますか?

私は、正しい情報を収集してより健康状態を高めることを主眼に日々生活しています。

また、この時期は花粉症により体調を崩しやすくなりますので万全の対策で臨んでいます。

現在私が取り組んでいることをお話しします。ポイントは、腸内環境の改善です

。①アルベックスというサプリメント

②エクストラバージンオリーブオイルにレモンを入れる

③長沢オリゴの摂取

を日々実施しています。

以上の3つの方法で体調がよく、花粉症状も軽く済んでいます。

もちろん、感染症対策にもなりますから継続的に行うことに意味があります。
詳しくは、来院時に私に直接お尋ねください。

とにかく不安なこの時期を正しい情報の収集と対策で乗り切って下さい。

3月のご案内

・18日(水)

山武市介護認定審査会のため午後の診療は3時からとなります。