子供の歯が危ない!ほ乳瓶むし歯

「ほ乳瓶むし歯(ボトルカリエス)」という言葉を聞いたことがありますか?

歯が生えてきたお子さんに、ほ乳瓶を使って甘い飲み物を与え続けた結果、上前歯にできてしまったむし歯のことを言います。

広範囲に茶色くなったり、酷くなると溶けてなくなるほどの状態になることがあります。

就寝中は唾液の分泌が減るので、寝る前に甘い飲み物をほ乳瓶に入れて与えることは特にNGです。

               

 ■ほ乳瓶むし歯を作らないために!

☆1歳を過ぎたら、ほ乳瓶を卒業していきましょう。卒業の準備で、ストローマグやコップで飲む練習をしていきます。

☆寝かしつけで飲み物が必要な時は、甘い飲料ではなく、白湯や麦茶などの糖分が入っていないものを。

☆スポーツ飲料などの甘い飲み物は普段から与えないようにしましょう。発熱した時に飲ませる程度に。

☆寝る前に歯を磨く習慣をつけていきましょう。初めのうちは、ガーゼ等で歯を拭いてあげるだけでも違いますよ。

 

「乳歯はどうせ抜けてしまうから…」と思われるかもしれませんが、むし歯になるとしっかり噛めなくなったり、固いもの

を嫌うなど、バランスよく十分な栄養が摂れなくなります。

また、きちんと噛めないことであごの骨が発達せず、永久歯が生えてくるスペースがなくなり歯並びも悪くなってしまいます。

赤ちゃんに歯が生えてきたら、周りの大人が十分に気をつけてあげましょう。赤ちゃんの歯は、将来生えてくる大人の歯に繋がっています!

令和は、明るい時代に!

 ようやく爽やかな季節がやってきました。新元号になり初めての大型連休、皆さんは何をして過ごされましたか?

 

 私は、先日高校の仲間7人で1泊2日のゴルフ旅行に出かけました。卒後40年近くになりますが、彼らと過ごすと高校時代の自分に戻ることができて本当に楽しいです。

 皆さんにとって平成はどんな時代だったでしょうか?私は、平成元年に歯科医師免許を取得しました。

あれから30年、自分でできる範囲の努力をしてきましたが、たくさんの方に支えられてここまで来ることができました。

そのことに深く感謝の念を抱きこれからも精一杯精進してまいります。

皆様のお役に立つことができるような情報をたくさん発信します。よろしくお願いします。

 

5月のご案内

21日(火)

 山武市1歳半健診のため午後の診療は3時半から

22日(水)

 山武市介護認定審査会のため午後の診療は3時から 

子供の歯肉が黒い?!恐ろしい受動喫煙

200種類もの有害物質(うち約70種類は発がん性物質)が含まれているともいわれるタバコの煙ですが、吸っている本人が吸い込む「主流煙」よりも、周りの人が吸う「副流煙」のほうが有害物質の濃度が高いことが知られています。

そんな有害な煙を、子どもが吸い続けると…。

体が小さく機能も未熟な子どもは影響を受けやすく、様々な病気や障害のリスクも高まります。

                

具体的にはこんな症状があります

○歯ぐきの黒ずみ・・・歯肉は、本来きれいなピンク色ですが、ニコチンなどの有害物質から身を守るためメラニン色素が増え、

          歯肉が黒ずみます。

○歯周病・・・タバコの煙に含まれるニコチンは、歯ぐきの血管を収縮させ、血液の流れを悪くします。すると、酸素や栄養が隅々まで

       行き渡らなくなり、感染への抵抗が弱まり、歯周病にもかかりやすくなります。

○その他にも・・・がん、気管支炎・ぜんそくなどの呼吸障害、虚血性心疾患、身長の伸びが悪くなる、中耳炎、知能低下、

        アトピー性皮膚炎など様々なリスクがあげられています。

 

タバコを吸うと、喫煙者の息からは長時間、有害物質が出るので、屋外などで喫煙しても子どもが有害物質を吸うリスクはなくなりません。

空気清浄機もタバコの臭いは取り除きますが、有害物質までは除去してくれません。

自分の健康だけでなく身近な大切な人たちの健康をも脅かすタバコ、医療機関なども上手に利用して、少しずつ減らしていきたいものですね。

口呼吸はむし歯になりやすい?

口呼吸はむし歯になりやすいのです。

口呼吸にはいろいろな弊害があります。

例えば、フィルターの役割をする鼻は、吸い込んだ外気中の異物を除去する働きを持っています。

でも、口で呼吸をすると外気がそのまま取り込まれるために、インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなってしまいます。

そしてお口の中の環境も悪くします。

通常お口の中は、殺菌・洗浄作用のある唾液で潤っているものですが、常にお口で呼吸をしていると、唾液の量が少なくなります。

すると、お口の中の汚れを洗い流す働きや、細菌をやっつける働きが弱まり、結果、むし歯菌を増やすことになりむし歯になりやすくなってしまうのです。

また、歯周病が進行したり、口臭がひどくなる、歯並びが悪くなるなどの弊害もあります。

口呼吸は、積極的になおしていきたい習慣です。

病気と投薬、食事との関係(時間栄養学)

 

早朝に花粉症やインフルエンザが悪化しやすい、午前中に心筋梗塞や脳梗塞が発症しやすいといったように、病気には発症しやすい時間帯があります。

脳梗塞が発症しやすい午前8時は、最も発症しにくい午前0時と比較すると10倍以上もリスクが高くなっています。このため、投薬時間を工夫するなどの努力を、医療関係者は行っています。

 また高血圧に関しては、早朝に血圧が高い人(早朝高血圧)夜間に血圧が低下しにくい人などさまざまです。

夜間に血圧が低下しにくい人には、夜間によく効く薬を処方するのが合理的です。

コレステロールの合成も夜間に活発になるため、投薬は夜を主体にしたほうがいいなど、効果的な対処法が考えられます。

食事をどんな時刻にどのように食べるのがいいかといった点をベースに、病気を予防することができないだろうかと期待されているのが時間栄養学です。

例えば、ビタミンB12を吸収しやすいのは午後の早い時間帯です。

そのタイミングに合わせて、ビタミンB12が豊富なシジミやあさりといった貝類、牛・豚・鶏のレバーなどを食べれば、効果的にビタミンB12を体内に取り入れることができると考えられます。

 高血圧の大きな原因は、塩分の過剰摂取といわれています。

そのため減塩が推奨されているのですが、連日毎食続けていると、薄味に飽きて減塩を続けられないという人も多いといいます。

そのため、夕食なら少しだけ減塩をサボっても、体への影響は朝食や昼食より少ないという専門家もいます。

これは、塩分が体内に再吸収されるときに働くホルモン・アルドステロンの分泌のタイミングが関わっているからだとされています。

カルシウムが体内に蓄積されるのは夕方以降です。そのため、夕食でカルシウムを豊富に含む食品を摂ることは、骨粗鬆症の予防につながる可能性があります。
カルシウムの蓄積という観点からみると、朝よりも夕方以降に牛乳を飲むことはお勧めです。

それを時間栄養学的に考えれば、よりカルシウムが蓄積されやすい夕方以降の時間帯にとることが効果的だという結論になるのです。

時間栄養学は、今後も、食事をどんな時間にどのようにとったらより健康に役立つか、研究がすすめられ、広められるようになりそうですね。

 

 

 

心のバランスを整えよう

ようやく暖かくなり、体の調子を整える良い時期になりました。

体だけではなく心の健康も保ちたいですね。

心のバランスを整えるには

生活のリズムを整える  

ポイントとなる時間は3つ!「起きる時間」「寝る時間」「朝昼夕の食事の時間」です。これらの時間を、毎日なるべく同じ時間になるように心がけましょう。

栄養バランスのよい食事をとる  

ビタミンやミネラルが豊富な野菜や果実が不足しないよう心がけましょう。旬のものは栄養も豊かで、食べる楽しみも大きく膨らみます。

・ 休養をとる 

 休日には何もしない、のんびりした時間も必要です。プライベートも忙しくし過ぎないように気をつけましょう。音楽を聴いたり、散歩をしたり、自分なりのリラックス法で休日を過ごしましょう。

体温調節をしっかりと 

 気候が不安定な春には、「薄物の重ね着」を心がけ、暑さ・寒さを感じたら、すぐに脱ぎ着できるように備えておきましょう。暑さや寒さもストレスになります。心身ともに健康が一番ですね!

 

平成最後の日記

 

こんにちは!院長の押田です。

すっかり春らしくなりましたが、皆様はお元気でお過ごしでしょうか?

 

先日,、山武南中学校の閉校式に出席させていただきました。開校以来二十一年間、学校歯科医を務めさせていただきました。生徒数は、開校時の3分の1以下になってしまいました。少子化の流れには逆らえず、時代の移り変わりを感じます。

 

4月に入り、平成も残すところ1か月足らずになりました。皆様にとっての平成時代はどのようなものでしたか?私は、平成元年に大学を卒業して歯科医師免許を取得しました。昭和天皇がご崩御された日には、大学の友人と新潟のスキー場にいたことを思い出します。私もこの30年間、歯科医師としてがむしゃらに突っ走って来たように思います。新時代には、ゆったりとした気持ちで歯科医師業を全うしたいと思います。

 

4月のご案内

17日(水)

 山武市介護認定審査会のため 午後の診療は3時から

27日(土)

 都合により午後の診療は5時まで

30日(火)1日(水)、2日(木)

 診療致します

旬の春野菜で健康に

いよいよ春本番ですね。

今が旬な春野菜は、体に嬉しい栄養がぎっしり詰まっており、特有の「苦味」や「香り」があります。

その「苦み」のもととなっているのが植物性アルカロイドという成分です。

植物性アルカロイドには、腎臓のろ過機能を向上させ、老廃物を体の外に出してくれる解毒作用の働きや、新陳代謝を促進する働きがあります。

また、キャベツや菜の花のようなアブラナ科の野菜には、グルコシノレートという「辛味」のもとになる成分が含まれており、肝臓の解毒機能を強化してくれるそうです。

「苦味」や「香り」にも春野菜だからこその理由があったんですね!

菜の花はビタミンCがほうれん草の3倍以上と、とても豊富に含まれていますが、その他にもビタミンB1、B2、カルシウム、鉄分などの栄養素をバランスよく含んでいます。

キャベツはビタミンCやビタミンUを多く含み、強い抗酸化作用があり、食物繊維も豊富です。

低カロリーで食物繊維が多いタケノコや、新陳代謝を促進し生活習慣病の予防に効果があると言われているフキもおすすめです。

旬の野菜で健康生活を心がけましょう。